2006 Fiscal Year Annual Research Report
パターン抽象化と発見によるマルチエージェントプロトコル開発
Project/Area Number |
17500025
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
松本 一教 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (40350673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 尚 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (90225988)
永井 保夫 東京情報大学, 総合情報学部, 教授 (30327217)
宮原 哲浩 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (90209932)
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Keywords | エージェント / ソフトウェア工学 / ソフトウェアパターン / ソフトウェア再利用 / データマイニング |
Research Abstract |
本研究課題では,パターン抽象化と発見によるマルチエージェントプロトコル開発に関する研究を行い,本年度は以下に述べる成果を得た.まず,エージェント間のインタラクションの事例や,その表現方法について前年度から継続して調査した.その結果にもとづき,インタラクションの本質的な部分が,木構造で表現できる場合を対象として研究を進めた.これは,インタラクションをXMLとして表現するここと同等であり,実用上問題ないことを確認した.さらに今年度は,UMLのシーケンス図によるインタラクション仕様を,制限のもとで木構造に変換する方法も検討した.この方法では,インタラクションの典型的な事例を,あらかじめパターンとして分類しておき,シーケンス図による表現をパターンの合成として表現する.各々のパターンは,木構造として表現できているため,シーケンス図全体が木構造で表される.こうして得られた木構造を抽象化して表現するために,木構造に変数を持たせて表現する方法を,前年度から継続して,適用し実験を行った.このように変数付きの木構造で表現されたインタラクションパターンを,エージェントプロトコル開発において活用する手法の開発を行った.ライブラリに格納したパターンと照合することにより,過去の事例を検索して検証に利用したり,設計時のヒントとして活用したりすることが可能となり,エージェントシステム開発の効率向上に貢献できる.そのための枠組みの設計と検索についての方式設計を行った.今年度は,シーケンス図も扱えるようにしたため,設計方法論としてより現実的なものに近づいた.事例データから,データマイニング手法により,一般化した木構造パターンを発見する手法の開発も行った.
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Research Products
(1 results)