2005 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔地にある計算資源を同時利用する広域分散連成シミュレーション技法の開発
Project/Area Number |
17500038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
天野 浩文 九州大学, 情報基盤センター, 助教授 (80231992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青柳 睦 九州大学, 情報基盤センター, 教授 (00260026)
南里 豪志 九州大学, 情報基盤センター, 助教授 (70284578)
伊東 栄典 九州大学, 情報基盤センター, 助教授 (90294991)
南部 伸孝 九州大学, 情報基盤センター, 助教授 (00249955)
笠原 義晃 九州大学, 情報基盤センター, 助手 (60284577)
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Keywords | 広域分散シミュレーション / 遠隔並列パイプ / 並列処理 / 分散処理 |
Research Abstract |
広域分散する計算資源を同時利用可能な連成シミュレーションの実現に向け,以下のような研究を行った. 1.連成対象シミュレーションプログラムの解析 現在のシミュレーションプログラムは,ファイルに対する入出力を行うように記述されており,大容量データの一括転送に適した粒度で入出力を行ってもいない.そこで,対象となるシミュレーションプログラムの入出力構造の分析を行った. 2.遠隔並列パイプの改良 各シミュレーションプログラムが交換するデータをできる限りおおきな粒度にまとめて大容量データの一括転送を行うには,複数のシミュレーションプログラムの間で高速データ転送を行うための遠隔並列パイプ機構が必要である.その効率を向上させるため,ネットワークストライピング機能の拡張を行い,性能評価を行った. 3.広域分散連成シミュレーションのためのWeb利用者インタフェースの開発 連成シミュレーションを行うためには,複数の計算機資源を同時に予約する必要がある.現状,このような機能を有する広域分散環境用スケジューラは実現されておらず,資源確保は利用者自身が行わなければならない.そこで,広域分散環境下の資源の利用状況に関する情報を自動収集するシステムや,わかりやすい形式で利用者に提示できるWebインタフェースの研究を行った.
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Research Products
(4 results)