2006 Fiscal Year Annual Research Report
オープンスペースネットワーク利用者認証システムOpengateの高機能化
Project/Area Number |
17500040
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
渡邉 義明 佐賀大学, 理工学部, 教授 (10117294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
只木 進一 佐賀大学, 総合情報基盤センター, 教授 (00202169)
渡辺 健次 佐賀大学, 理工学部, 教授 (00220880)
江藤 博文 佐賀大学, 総合情報基盤センター, 助手 (10253585)
大谷 誠 佐賀大学, 総合情報基盤センター, 講師 (00380791)
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Keywords | セキュア・ネットワーク / 情報システム / ユーザ・インターフェース / インターネット高度化 |
Research Abstract |
1.IPv4/IPv6デュアルスタック環境において、同一端末に属する全てのアドレスを取得して、そのネットワークを開閉する仕組みを前年度に開発した。しかしこの仕組みは一つのサーバに二つのドメイン名を必要とし、SSL化の際などに不都合があった。そこでアドレス取得の仕組みを工夫して、通常のネットワーク設定の下で動く仕組みを考案した。情報学科を含む建物で運用した結果、演習等の多人数利用を含めて半年以上の長期に渡り安定に動作している。 2.Opengateは、端末に送ったJavaAppletとの間にTCPコネクションを維持し、その切断を監視することで利用終了を即時に検知できる特徴を持つ。しかしJavaVMが標準実装されない端末が増加しているため、新しいTCPコネクション維持の方法を考案した。この方法はHTTP/1.1から標準となったHTTP Keep-Aliveを用いており、99%以上の利用者の端末に対応すると期待できる。さらに非対応の端末にも、JavaApplet監視や制限時間設定などの方式を組み合わせて対応することとした。研究室環境で試験運用を行い発生した問題に対処しているが、現在のところ致命的な問題はない。また起動時間が従来に比べて10倍近く高速となった。 3.その他、Opengateのプログラムに対して本年度中に約30回の改訂を行い実用性を高めた。主要なものを以下に挙げる。設定ファイルをXML形式に変更し、全ての設定値を設定ファイルで統一的に制御できるようにした。ゲストや不正利用者などの特別な設定を必要とするユーザに対して別設定ができるようにした。LDAP/LDAPS認証を追加した。アーカイブは開発ホームページにおいて、CVSはSourceForge.netにおいて公開している。
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Research Products
(4 results)