2006 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス環境における新しい就労形態のためのエージェント型支援システムの開発
Project/Area Number |
17500045
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
菅原 研次 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (00137853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 茂 千葉工業大学, 情報科学部, 助教授 (40296322)
原 英樹 千葉工業大学, 情報科学部, 助教授 (70306398)
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Keywords | テレワーク / ユビキタス環境 / エージェント / 地域テレワーク / 共生空間 |
Research Abstract |
本研究は、ユビキタス環境での次世代の就労形態を支援するためのエージェント型テレワーク支援システムの開発を目的とする.このために、従来型のテレワーク支援モデルをユビキタス環境に展開した新しいテレワーク支援モデルの定式化と、これに基づくテレワーク支援システムの設計と実装を行い、その評価実験を行うことが必要である.平成17年度には、ユビキタス環境において支援すべきテレワークのプロセスをモデル化し、平成18年度は、これらのプロセスを実行するエージェントの設計と、これらのエージェントが動作するプラットフォームの開発を行った. 具体的には、以下の開発を行った. (1)ユビキタス型テレワーク支援システムのエージェント型アーキテクチャの設計 平成17年度に定式化したユビキタス型テレワークの支援機能を実装するために、ユビキタス環境で動作するエージェントとこれと連携するWebのエージェントをプログラムするしくみの設計を行った.次に、このしくみを利用したユビキタス型テレワーク支援システムのエージェント型アーキテクチャの設計を行った. (2)ユビキタス型テレワーク支援のためのユビキタスエージェントの設計 (1)で設計を行った、ユビキタス型テレワークの支援機能を実装するために、GPS情報の獲得や、携帯電話の制御を行うユビキタス環境で動作するユビキタスエージェントの設計を行った. (3)ユビキタス型テレワーク支援用のエージェントプラットフォームの実装 (1)および(2)で設計を行ったテレワーク支援エージェントを実装するために、ユビキタス環境で動作するエージェントプラットフォームの開発を行った.本プラットフォームを用いることにより、携帯電話などのユビキタス装置をエージェント化することが可能になり、また先行研究により開発されたエージェントプラットフォームDASHのエージェントとの通信と連携が可能になることを確認した.
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Research Products
(6 results)