2006 Fiscal Year Annual Research Report
実物体指向の把持具型非線形表示・操作支援インタフェースに関する研究
Project/Area Number |
17500082
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Research Institution | Kochi National College of Technology |
Principal Investigator |
山口 巧 高知工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (30230361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝 治也 高知工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (20270366)
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Keywords | ユーザインタフェース / タンジブルインタフェース / マルチモーダルインタフェース / 情報システム |
Research Abstract |
研究代表者と分担者は,前年度に手元拡大型画面操作デバイスを構築し,その支援系の有効性を試作モデルで検証した.本年度は継続して,視認効果を自在に制御できる3次元曲面表示機能付きデバイスを検討するとともに,視覚とポインティング操作の双方を同時に支援することについての定量的な評価方法について検討した.3次元曲面表示機能付きデバイスについては,光学系のシミュレーションを併用し,初期段階の構成としては,PDA液晶パネルと透過型スクリーンを新たに提案する光学レンズと組み合わせた試作を行った.そして,光学系レンズを組み合わせた手のひらサイズの小型の球面表示装置を新たに考案した。さらに,より実物体感のある操作インタフェースの実現を図っている. 次に,視覚支援をしたことでポインティングの確実性は上がるが,手元の拡大表示を良く見ることで操作性が向上したのか,また,その行為がより良いことなのかどうかを定量的に評価することが難しい.それで,視覚支援効果の評価方法についてポインティングデバイスやペンデバイスの評価方法から視覚支援効果に有用な方法を検討した.視覚支援の効果についても実験評価を行った. 本研究の操作デバイスは操作対象物との距離に依存しない可用性を有することから,情報アプライアンスのユビキタス環境に拡張した.RFIDベースのトラッキング・システムやセンサデバイスを併用してユビキタス環境下におけるユーザインタフェースのあり方も視野に入れつつ検討を進めてきた.具体的には,ユーザの状況に感応する状況依存型インタフェースとして,実物体となる操作インタフェースとサラウンディングなコンピュータ環境との融合を図るプロトタイプシステムを幾つか提案し実装した.
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Research Products
(12 results)