2007 Fiscal Year Annual Research Report
東洋の合理思想・論理を反映した議論の論理の研究とその社会計算への応用
Project/Area Number |
17500089
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
澤村 一 Niigata University, 自然科学系, 准教授 (40282991)
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Keywords | 議論 / エージェント / テトラレンマ / 東洋論理 / 対話の論理 / ニューラルネット議論 / 4値論理 / 記号議論 |
Research Abstract |
次の基礎的部分課題(下記1-4)に取り組んだ. 1.東洋の合理思想・論理を反映した議論の論理の研究 4値テトラレンマの論理に加えて,インドの比較的新しい論理学,NAVYA NYAYAを調べ,その計算論的解釈を研究した.さらにJainaの7値論理やアラビック論理についても調べ,多元的議論の可能性を探った. 2。対話の論理の形式化:議論から対話へ 議論の論理の形式化をもとに,これを多値の対話モデルへと展開し,その成果を国際会議で発表した(次ページ会議論文).また,記号議論の弱点をニューラルネットによって補う研究を進め,この点において大きな成果が得られた 3.議論するエージェントシステムの試作 議論するエージェントシステムの利用をサポートするために,より豊かな統合議論環壌(IAE)を構築し,かなり複雑な議論にも対応可能なことを確認した.さらに,議論結果から議論・対話シナリオを作成し,それを動画表示する方法も与えた. 4.その他 議論で必要とされる知識ベースの準備を容易にするために,自然言語議論を我々の多値議論モデルの形式的議論へ変換する方法と,さらにその逆変換を行う研究を行ない,双方向変換の重要な部分が自動化できることを示した.
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Research Products
(5 results)