2005 Fiscal Year Annual Research Report
制約問合せ処理の最適化と制約データベースの枠組みに関する研究
Project/Area Number |
17500097
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
北上 始 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (50234240)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒木 進 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (20225288)
森 康真 広島市立大学, 情報科学部, 助手 (60264959)
田村 慶一 広島市立大学, 情報科学部, 助手 (80347616)
|
Keywords | 制約データベース / 文字列制約 / 数式制約 / 分散並列処理 / 分子配列データマイニング / 時空間データベース |
Research Abstract |
制約データベースに対する制約問合せ処理では,制約問題の解消法の研究が中心的な課題となる.初年度は,さまざまな制約問題に着目し,以下の項目について調査・検討を行った. 1.文字列制約の解消:分子配列データマイニングにも見られる文字列制約が扱う範囲の一般化やそのPCクラスタを用いた最適化処理について,調査・検討を行った. 2.幾何学構造に関する制約の解消:時空間データベースで見られる幾何学構造に着目し,それに対する高速なオブジェクト検索や制約つきの経路探索の方法について調査・検討を行った. 3.数式制約の解消:整数計画法に帰着される数式制約に着目し,PCクラスタを用いた最適化方法について,調査・検討を行った. 4.グラフィカルな対話処理による制約解消:人間の空間的把握能力などを考慮し,ユーザが抱える問題を解決するようなユーザインタフェースの方法について検討を行った. 5.グリッドコンピューティング環境における制約処理:グリッドコンピューティング環境の基本構成要素であるPCクラスタにおける制約処理の最適化方法およびグリッドコンピューティング環境における制約処理の最適化方法について調査・検討を行った. 6.制約問合せ言語の枠組み:既存のさまざまな制約問い合わせ言語について調査し,本研究の制約問い合わせ言語の枠組みについて,調査・検討を行い,数式制約,文字列制約,幾何学的制約などの位置づけを再確認した.
|
Research Products
(5 results)