2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17500116
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
高良 富夫 琉球大学, 工学部, 教授 (70163326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大石 節 名桜大学, 国際学部, 講師 (60290665)
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Keywords | 音声分析 / 音声合成 / タイ語 / ヴェトナム語 / 琉球語 |
Research Abstract |
音声を用いた高度のヒューマンインターフェースとしての音声合成技術や音声自動認識が実用化されつつある。しかし、これらの技術は、主として西欧語、日本語、中国語などの主要な言語に対するものであり、必ずしも主要でない言語に対応した音声合成・認識の研究は進展しているとはいえない。そこで本研究では,琉球方言の音声合成システムを発展させた汎用音声合成システムを、アジアのいくつかの言語に適用し、これらの言語にも応用可能な、より汎用的な音声合成シェルを構成する。 本年度は以下のことを実施した。 (1)タイ語の連続音声合成システムの構成 タイ語については音声合成シェルを用いてプロトタイプは完成しているので、これをチューニングし、タイ語の連続音声合成システムを完成させた。高良がタイ国KhonKaen Universityに出かけ、共同で研究を進めた。その間、インターネットを利用したテレビ会議により、週に1回研究うちあわせを行うとともにSeresangtakulが琉球大学を訪問し、日本側の学生を指導し研究した。 (2)ヴェトナム語の音声合成システムのプロトタイプの作製 ヴェトナム語については、まずそのプロトタイプを作製した。これにより、ヴェトナム語の音声合成システムを完成させるための基礎データをとった。 (3)音声合成スペクトルエディタの改良 音声合成スペクトルエディタは、音声を、スペクトル、基本周波数、及びパワーに分解し、それぞれのパラメータを編集し、その結果を音声にすることができる音声分析器である。これをPentiumマシンに移植した。これにより、編集した音声を即座に聞くことができるようになった。
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Research Products
(6 results)