2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17500116
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
高良 富夫 University of the Ryukyus, 工学部, 教授 (70163326)
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Keywords | 音声分析 / 音声合成 / タイ語 / ヴェトナム語 / 琉球語 |
Research Abstract |
音声を用いた高度のヒューマンインターフェースとしての音声合成技術や音声自動認識が実用化されつつある。しかし、これらの技術は、主として西欧語、日本語、中国語などの主要な言語に対するものであり、必ずしも主要でない言語に対応した音声合成・認識の研究は進展しているとはいえない。そこで本研究では,琉球方言の音声合成システムを発展させた汎用音声合成システムを、アジアのいくつかの言語に適用し、これらの言語にも応用可能な、より汎用的な音声合成シェルを構成する。 本年度は以下のことを実施した。 (1)ミャンマー語の音声合成システムの構成 これまでの音声合成システムを基にして、ミャンマー語の音声合成システムの構成に着手した。ミャンマー文字をローマ字で表すための表を作成した。ミャンマー語の声調の特徴を分析した。 (2)タイ語、ヴェトナム語、およびバングラデシュ語の相互比較 これまでの成果を踏まえ、3つの言語を音声の規則合成の立場から相互比較した。この結果をまとめて太平洋学術国際会議で論文発表した。 (3)音声合成シェルの高度化 音声合成シェルを用いて、ニカラグア語で音声合成システムを製作させた。この結果を学会発表した。またヴェトナム語の研究成果を国際会議で発表した。
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Research Products
(15 results)