2006 Fiscal Year Annual Research Report
オープンアクセス状況下における学術情報流通変容の総合的研究
Project/Area Number |
17500160
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
倉田 敬子 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50205184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 修一 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50134218)
村主 朋英 愛知淑徳大学, 文学部, 助教授 (70230000)
松林 麻実子 筑波大学, 図書館情報メディア研究科, 講師 (10359581)
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Keywords | オープンアクセス / 研究者 / PubMed Central / 電子ジャーナル / 出版社 / 生物医学分野 / セルフアーカイブ |
Research Abstract |
今年度は、主として以下2件の研究調査を行い、成果を公表した。 1)生物医学分野におけるオープンアクセスの現況調査と学会発表 平成16年度末に実施したPubMed収録論文に関するオープンアクセス状況調査に関して、論文の種別、掲載雑誌の種別、刊行出版社の分類に関する追加調査を行い結果を分析しなおした。主な結果は、1)OAとして入手できる論文の割合は全体の25%、2)学術雑誌がOA論文として提供している割合が約8割で、PubMed Centralから入手できるものは22.5%(他の手段との重複有り)、機関リポジトリを含めたセルフアーカイブの割合は数%にとどまった。3)論文をOAで提供している雑誌の出版社種別としては学協会、中小出版社が多かった。この結果の一部は、ASISの2006年度年次大会における口頭発表に受理され、11月発表を行った。発表スライドは共同で運営しているオープンアクセスジャパン(http://www.openaccessjapan.com/resovirces/index-ja.html)で公開している。現在、査読つき学術雑誌に英語論文として投稿する準備を進めている。 2)日本の医学分野研究者に対する電子ジャーナル利用およびオープンアクセス意識調査 2007年の2月から3月にかけて、日本の医学研究者2033名に対して、文献の入手経路、電子ジャーナル利用状況、機関リポジトリやオープンアクセスへの認識に関する質間紙調査を実施した。質間紙は郵送で配布し、郵送もしくはWebサイトで回答を受け付けた。1度督促を行った結果、3月未で32.4%の回収率であった。郵送分のデータ入力をほぼ終了し、現在集計、分析を行っているところである。結果は2007年秋の学会で発表し、その後査読つき学術雑誌へ投稿する予定である。
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Research Products
(1 results)