• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

ソフトアプローチによる金融市場リスクマネジメント方法の開発

Research Project

Project/Area Number 17500184
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionChiba Institute of Technology

Principal Investigator

徐 春暉  千葉工業大学, 社会システム科学部, 助教授 (70279058)

Keywords資産運用 / ポートフォリオ / ソフトアプローチ / リスクマネジメント / VaR
Research Abstract

ポートフォリオ選択問題とポートフォリオリバランス問題を研究した。
1.ポートフォリオマネジメント問題を不確実状況下での2目標意思決定問題として捉え、多期間確率最適化モデルで定式化し、その解析方法を提案した。
金融リスクの測定尺度として、金融業界でのリスク測定標準であるVaRを採用した。VaRは一般的に微分不可能な関数であるために、作成された最適化モデルは従来の方法で解けない非線形確率計画になっている。VaRを含む最適化モデルを解析するために、近年私が提案したソフトアプローチに基づき、二つのソフト解析アルゴリズムを提案した。
モデルのソフト解析結果によるポートフォリオマネジメントの効果を確かめるために、アメリカ株式市場のデータを用いて、数値実験を行い、リスクとリターン両面から見ても、モデルのソフト解析の結果によるポートフォリオマネジメントは市場平均よりいい結果を得た。
2.コストを考慮したポートフォリオリバランス問題を定式化し、その解析方法を提案した。
取引手数料と税金を考慮したポートフォリオリバランス問題を幾つかの条件のもとで定式化した。リバランス後のリスクとリターンに対する要求などを制約条件とし、最小のコストでリバランスの目標を達成するようにモデルを構築した。
構築したモデルは離散型と連続型の非線形確率最適化モデルであるために、これらのモデルを解析するソフト解析アルゴリズムも提案した。さらに、アメリカ株式市場の株価データを使い、リバランス実験を行い、リバランスモデルとそのソフト解析方法の有効性を確かめた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] ポートフォリオマネジメント問題の定式化とその解析2006

    • Author(s)
      徐春暉, その他1名
    • Journal Title

      千葉工業大学 研究報告 理工編 53

      Pages: 69-75

  • [Journal Article] An optimization model for portfolio rebalancing problems and its soft solution method2005

    • Author(s)
      除春暉, その他1名
    • Journal Title

      日本金融・証券計量・工学学会冬季大会予稿集

      Pages: 1-16

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi