2005 Fiscal Year Annual Research Report
心臓電気生理学検査とカテーテルアブレーションのためのシミュレーション研究
Project/Area Number |
17500194
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
魏 大名 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (20306434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 文西 会津大学, コンピュータ理工学部, 助教授 (60308278)
王 輝 会津大学, コンピュータ理工学部, 客員研究員 (50404900)
岡崎 修 国立国際医療センター, 第一病棟部, 医長
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Keywords | 心臓 / 電気生理学 / カテーテル / アブレーション / シミュレーション |
Research Abstract |
本研究はWei-Harumi心臓モデルをベースに、心臓電気生理学的カテーテル検査(Electrophysiology Study-EPS)とアブレーション治療(ablation)をシミュレーションできるバーチャル的環境を構築し、基本的EPSのプロトコールとアブレーションの過程を心臓モデル上にシミュレーションを行い、心臓モデリングとシミュレーションを心臓電気生理学的臨床検査と治療に還元し、不整脈のメカニズムを解明し、検査、治療に、従来のない手法で開発し、臨床に貢献する。 平成17年度は次のような研究開発を行った。 1.基本アルゴリズムに関する研究 以前から利用していたBoundary Element Methodに、新しい境界条件でカテーテル測定をシミュレートする心臓内心電図を演算できるアルゴリズムを研究開発した(国際学会発表あり)。 また、high performance computingにおける基礎的アルゴリズムの研究にも成果があげている(国際学会と学術誌論文発表あり)。 2.プログラム開発 A.心内膜電位を計算プログラムの開発 B.心内心電図各種の可視化プログラム、心内膜電位分布など 3.コンピュータシミュレーション 1)EPS基本プロトコールのシミュレーション 2)各種基本刺激法のシミュレーション 3)WPWのアブレーションのシミュレーション 3.臨床データの収集と関連技術の研究開発 国立国際医療センタにおいて、臨床画像、EPデータの収集を行った。また、会津中央病院循環器科の協力を得て、共同研究を行っている。
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Research Products
(3 results)