2006 Fiscal Year Annual Research Report
発光ナノシリコンによる細胞認識素子の作製と生体計測システムの開発
Project/Area Number |
17500318
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
平栗 健二 東京電機大学, 理工学部, 教授 (60225505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 康裕 東京電機大学, 理工学部, 教授 (60112877)
樋上 哲哉 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60335429)
舟久保 昭夫 東京電機大学, 理工学部, 教授 (00307670)
佐藤 慶介 東京電機大学, 理工学部, 助手 (70366384)
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Keywords | ナノシリコン / 発光粒子 / 生体計測 / 細胞認識素子 / 光学計測 |
Research Abstract |
粒子状ナノシリコンの作製には、スッパタ法および各種ガス雰囲気での熱アニール法によって行った。その後、フッ酸ガス雰囲気を照射することによってナノシリコン粒子の取り出しには成功を収めた。特に、液相エッチングを実施するためにエッチング溶液の濃度や温度条件を調査することで収量や良質な粒子状ナノシリコンの作製条件を見い出した。取り出した粒子状ナノシリコンを安定に扱うために溶液内に分散させる。その分散溶液としては、ナノシリコンの表面との相互作用が少なく、安定的に発光を得る必要がある。現在は、純水に対するナノシリコンの経時変化は200時間程度で飽和し、その後一定の輝度で安定する。しかし、減衰率が50%程度になり、その劣化を防止する必要が発生した。 平成18年度は、溶液(純水や生理食塩水などの生体内を擬似的に評価できる溶液)中にナノシリコンを導入し、その基礎特性(導入濃度、発光波長および発光効率)等を実験により分析した。最適条件を調査することで劣化現象を解消することが可能になった。 生体内での流動現象の可視化への適用について検討を行った。心臓冠動脈血管ヘナノシリコンを導入した結果は、血流の流動性が目視で確認でき、有用性が示唆された。また、小腸内への導入によって腸のぜん動運動が容易に認識でき、生体内での流れの可視化への応用性が確認された。今後は、この成果を元に、生体認識素子としての可能性の拡大に向けて研究を進める計画である。
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Research Products
(8 results)
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[Book] 月刊「化学工業」2006
Author(s)
平栗健二, 佐藤慶介
Total Pages
115
Publisher
工業材料
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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