2006 Fiscal Year Annual Research Report
脳卒中リハビリの高治療効率プログラム(FITプログラム)の最適化と帰結検証
Project/Area Number |
17500378
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Research Institution | FUJITA HEALTH UNIVERSITY |
Principal Investigator |
園田 茂 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (10197022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 亨 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (60387719)
永井 将太 藤田保健衛生大学, 衛生学部, 講師 (30387675)
才藤 栄一 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (50162186)
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Keywords | リハビリテーション / 脳神経疾患 / 臨床 / 日常生活動作 |
Research Abstract |
日本の脳卒中リハビリテーションが効率よく、また効果的に行えるための根拠付けを臨床的に行うことを目的して研究を行った。脳卒中患者に対し、我々が提唱したFull-time integrated treatment (FIT) programを継続的に行い、そのFIT programがなぜ従来型のリハビリテーションより効果的なのか、訓練頻度がポイントなのか、訓練環境が効果を高めているのか、その要因を検討した。 2001年からの通算で、脳卒中全入院患者2293名中、FIT programを施行したのが1893名、その中で、発症から8日から90日の間に入院してきて、在院日数が8日以上の患者は1764名であった。さらに再発、転科するような疾患の発生、併存症などの症例を除き、1109名が残った。このうち、6m廊下を中心とした2F病棟(enriched environment)の入院患者が684名、病棟と理学療法訓練室の隣接しない3F病棟(ordinary environment)入院患者が425名であった。例数が増えたため典型的患者に絞っての比較が可能となった。 平均在院日数は2Fが66.1日、3Fが66.3日と有意差は無かったが、FIM運動項目利得は2Fの19.2に較べて3Fが16.1と有意に低かった。利得を在院日数で除したFIM効率も2Fの0.31に較べ3Fは0.25と有意に低かった。予備的検証結果と同様に、enriched environmentとordinary environmentはFIT programを行う場合にFIMの伸びに影響を与えると思われた。 FIM運動項目効率は病棟単位のリハビリチームの能力の指標としても用い得る。その際、特殊な患者のデータ(外れ値)をどう処理すべきか、在院日数、FIM利得、FIM効率の上下を除外する方法を検討したところ、FIM効率による除外が最も良好なデータ散布状態をもたらした。
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Research Products
(1 results)