2007 Fiscal Year Annual Research Report
教師教育のための「かかわり学び創造プログラム」の開発とその有効性の検討
Project/Area Number |
17500395
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
高橋 和子 Yokohama National University, 教育人間科学部, 教授 (10114000)
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Keywords | かかわり学び創造プログラム / 教師の教授技術 / 映像教材(補助教材) / 安的で快適な授業の場づくり / 優れた教材 |
Research Abstract |
「かかわり学び創造プログラム」の開発は、平成18年度に引き続き、小学校(横浜国立大学附属鎌倉小学校・徳島市佐古小学校)、中学校(横浜国立大学附属鎌倉中学校),特別支援学校(横浜国立大学附属特別支援学校高等部)、大学(横浜国立大学・東邦大学・日本赤十字秋田短期大学)、リカレント教育(藤沢市教育文化センター、青森県教育センター)、からだ気づき教育研究会ワークショップ(横浜ふれあえ場、新潟ニュー・カウンセリングワークショップ、コンタクトインプロビゼーション、明日香村ふれあえ場)においてプログラムの検証を行った。 その結果、プログラム開発並びに映像教材作成にあたって、(1)教師の教授技術、(2)安全で快適な授業の場づくり、(3)優れた教材(典型的なボディワークモデル)が,重要な視点であることが明確になった。 これらの視点に基づき11個の典型教材を選定し、それらの映像化を行い、教員(教員養成大学の学生を含む)に対して、映像の妥当性の検証を質問紙調査法により行った。その結果、学生並びに教員において、映像教材(DVD)の有効性が検証されるとともに、課題も明らかになった。 本研究は、平成17年度から平成19年度の3年間にわたる実証研究を実施してきた。研究は3つの視点である、教材開発、授業実践、教材の提示(DVD作成)の妥当性を検証する形でおこなったが、教師にとっての具体的な授業方法や内容の支援に有効であることが明らかになった。今後は、教材提示のみならず、DVD作成にあたり、各発達段階における実際の授業展開場面の挿入や、本研究者以外の指導者による授業提示などが課題として残った。
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Research Products
(6 results)