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2005 Fiscal Year Annual Research Report

連続足踏み動作からみた人間の下肢運動のメカニズム

Research Project

Project/Area Number 17500437
Research InstitutionAichi Prefectural University

Principal Investigator

湯 海鵬  愛知県立大学, 文学部, 教授 (60227551)

Keywords足踏み動作 / 動作解析 / 幼児から高齢者 / 最大努力 / 股関節屈曲筋力
Research Abstract

人間の下肢動作に関する研究の再現性を高めるために、下肢の連続足踏み動作の計測を考案した。この手法では、歩行・走行動作とよく類似した下肢の上げ・下げ動作をとりあげ、下肢運動特徴を推し量る手立てとした。この研究法の特徴は、下肢の動作に対して約30サイクルのサンプルがとれるところにある。
1.計測:青年群の足踏み動作の計測および高齢者の歩行動作の計測
下肢の最大努力で行う動きと多くの回数をえるために、その場での全力足踏み動作を考案した。下肢の動きを評価する場合に、歩幅の大きさと歩数の回数が重要であるので、本研究では、足踏み運動を被験者に出来るだけ膝を高く、また速くするように要求した。多くの回数を得るために、長い試技の時間のほうがいいであるが、体力の限界に制限される。予備実験の結果を吟味した結果、試技時間を15秒に設定した。試技は、被験者の正面約10mからビデオカメラを用いて撮影された。膝蓋骨の中心に蛍光マーカーを貼り付けた。撮影された映像から膝の動きをディジタイザーによって60フレーム/秒で読み取り、膝挙上回数、膝挙上の垂直変位、膝挙上の総距離、膝挙上の平均速度及び平均パワーを算出した。下肢の作業量とする15秒間における膝挙上の総距離は、毎回の変位の加算によるものである。膝挙上速度は、毎回の変位とそれにかかった時間から求めた。膝挙上動作のパワーは膝挙上の平均速度と下肢の重量で算出した。また、膝挙上の安定性を測るために、膝挙上最高位におけるばらつきと、膝挙上間隔時間におけるばらつきを算出した。
足踏み動作の試技を行うと同時に、股関節屈曲筋力を測定した。股関節屈曲筋力は試作された測定台によった。被験者は座位高調節可能な椅子に腰掛け、足首、膝をそれぞれ約90度に保ち、足首は補助具で固定された。足底面の板部中央に滑車を介してデジタル電子筋力計を接続した。被験者は座位部を手で握り、験者の合図によって膝を最大努力で挙上した。左右の脚についてそれぞれ3回試行し、その平均値を用いた。
2.幼少年群に関する計測および各年齢層での比較検討は来18年度で行う予定。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 巧みな歩行と腕振り2006

    • Author(s)
      湯海鵬
    • Journal Title

      体育の科学 56巻

      Pages: 156-161

  • [Journal Article] 人間の下肢運動のメカニズムを探る2005

    • Author(s)
      湯海鵬
    • Journal Title

      中京大学体育研究所紀要 19巻

      Pages: 113-117

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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