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2005 Fiscal Year Annual Research Report

投球動作における上肢帯の動きから発育期の野球投手の障害の原因を探る

Research Project

Project/Area Number 17500445
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

桜井 伸二  中京大学, 体育学部, 教授 (20144173)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 卓也  中京大学, 体育学部, 教授 (60273223)
Keywords肩甲骨 / 上肢帯 / コッキング / 加速期 / 赤外線3次元動作解析装置
Research Abstract

本年度は主として方法論の検討を行った。
健常で活動的な男子成人2名を被検者とした。まず骨(肩甲骨、上腕骨)の各ランドマーク近傍の皮膚マークの位置変化から上肢帯と上腕部の骨格の正確な位置を求めることを試みた。マークは通常の動作分析で用いられる上前腸骨棘(腰)、肩峰(肩)、橈骨小頭(肘)、茎状突起(手首)などのほかに、肩甲骨下角、肩甲棘内側縁、烏口突起、胸骨柄の皮膚上にとりつけた。
骨格の正確な位置を求めるには皮膚の動きを考慮した位置の補正が必要である。触診によって骨格におけるランドマークを専用ポインティングデバイスで皮膚上から指し示した。赤外線3次元動作解析装置(Vicon、Oxford Metrics社)を用い皮膚上の分析マークと骨のランドマークの間の位置関係を求めることにより2種類の補正法を試みた。まず肘および肩の関節角度を変えたさまざまな肢位をとらせ、両者の関係を肩関節角度(外転-内転角、水平位外転-水平位内転角、外旋-内旋角)および肘関節角度(伸展-屈曲角)の関数として表し、重回帰分析によって投球動作中の上肢帯の動きを推定した。次にコッキング期や加速期など投球動作中のいくつかの代表的な局面と類似の肢位を静的に被検者にとらせ、これによって動作中の皮膚上の分析マークと骨のランドマークとの相対的な位置関係の補正をした。
被検者の身体各部の皮膚の通常の動作分析で用いられる位置上に反射マークをつけ、投球動作を行わせた。赤外線3次元動作解析装置を用い、上述の2つの補正法を用いることによって肩甲骨の位置を推定し、投球動作中の肩甲上腕関節角度の変化などを求めた。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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