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2005 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の筋力低下と血流量の関係-老性筋萎縮を防ための方法の検討-

Research Project

Project/Area Number 17500471
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

石原 昭彦  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (90184548)

Keywords細胞・組織 / 生理学 / 社会医学 / 老化
Research Abstract

30歳代(対照群)、50歳代、60歳代、70歳代の男性(各年代15名から20名)と女性(各年代20名から25名)を被験者として用いた。被験者には研究内容を説明して実験に参加して頂くことの了承を得た。研究室で独自に開発した筋力装置を使用して被験者の肘関節及び膝関節の最大努力での屈曲・伸展時の筋力を測定した。同様に、最大努力の60%での肘関節及び膝関節の屈曲・伸展時の筋持久力を測定した。筋力及び筋持久力の再現性を検討するために、すべての測定は1週間の間隔を経て2度測定した。各被験者の上肢と下肢の筋力、血流量、酸素飽和度を測定した。血流量は超音波双方向血流計(日本光電SD-50EX-F)により、酸素飽和度は酸素飽和度計(ミノルタ社パルソックス-3i)により測定した。筋量、血流量、酸素飽和度の再現性を検討するために、すべての測定は1週間の間隔を経て2度測定した。性別に関係なく加齢に伴う上肢と下肢の筋力及び筋持久力の低下が血流量や酸素飽和度の減少と密接に関係していることが明らかになった。特に70歳代の男性と女性では、筋力と筋持久力の低下が著しく、これらの低下を抑制するには血流量や酸素飽和度の低下を防ぐこと、そのためにはある強度や持続時間を確保できる運動を継続する必要があると推察された。今後は、そのような運動強度や運動量を明らかにしていくことを課題としている。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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