2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17500525
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Research Institution | Niigata Women's College |
Principal Investigator |
佐々木 博昭 Niigata Women's College, 生活科学科・生活科学専攻, 教授 (20123218)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
呑海 信雄 県立新潟女子短期大学, 生活科学科・生活科学専攻, 教授 (90237181)
坂口 淳 県立新潟女子短期大学, 生活科学科・生活科学専攻, 准教授 (90300079)
立山 千草 県立新潟女子短期大学, 生活科学科・食物栄養専攻, 准教授 (50217006)
島崎 敬子 県立新潟女子短期大学, 生活科学科・生活福祉専攻, 教授 (80259217)
石本 勝見 県立新潟女子短期大学, 生活科学科・生活福祉専攻, 教授 (80352780)
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Keywords | 地震 / 生活支援 / 復旧プロセス / 仮設住宅 / 非常食 |
Research Abstract |
中越地震から3年5ケ月経過した平成20年3月31日長岡市と川口町は災害対策本部を解散した。これを受けて新潟県も4月4日対策本部を解散し、本格的な復旧から復興へと移行することになった。平成19年度は、その経過状況を調査・分析し、復興計画の検証、基礎データの整理と生活支援の提案、寒冷地の避難所計画に関する展開研究を行う計画であった。ところが、平成19年7月16日、午前10時13分頃、中越沖地震が発生した。3年間に二度も地震に見舞われるとは、誰もが予想しなかった。中越地震は、中山問地を含む広範囲で、季節は10月、これから厳しい冬に向かう時期であった。一方、中越沖地震は、被災地域が中越地震より狭いといっても、世界有数の出力を誇る原子力発電所があり、世界中から注目され、暑い夏を迎えようとしている時期である。状況の違いがあるけれども、それぞれ独立させて調査研究する意義はなく、必然的に研究実施計画の見直しを余儀なくされた。 中越沖地震でも例外なく道路は寸断され、一般車両の通行状況がよくなった8月2日に柏崎市や刈羽村を調査した。また、中越沖地震の災害では、特に注目された、要援護者支援、被災者生活再建支援法、原子力発電について具体的な情報収集を行った。 その結果として、研究成果報告書の構成は、本文が第1章はじめに、第2章中越地震の爪跡、第3章中越地震における避難所の実態調査、第4章仮設住宅・地場産業・非常食、第5章身体障害がある一人暮らし高齢者の地震体験-インタビューによる事例検討-、第6章復旧の軌跡-川口町およびその周辺市町村を中心に-、第7章柏崎市周辺地域と中越沖地震、第8章非常食に関する指導の試み、第9章おわりに、となった。また、報告書作成のための参考資料としては、地元新聞である新潟日報を中心として、抜粋したものを時系列的に整理した。
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Research Products
(1 results)