2006 Fiscal Year Annual Research Report
技術的素養の育成を重視した初・中・高等学校教育一貫の技術教育課程開発
Project/Area Number |
17500578
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
山崎 貞登 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (40230396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 正史 兵庫教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (40036447)
鹿嶋 泰好 日本工業大学, 工学部, 教授 (40383210)
森山 潤 兵庫教育大学, 大学院学校教育研究科, 助教授 (40303482)
田口 浩継 熊本大学, 教育学部, 助教授 (50274676)
浅田 茂裕 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40272273)
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Keywords | 技術的素養 / 小・中一環技術教育 / 教育課程基準 / 学習到達目標 / 文部省研究開発学校 |
Research Abstract |
平成18年度の研究実績として,以下の4点に集約される。第1点は,「技術的素養」の育成を目指す小・中学校一貫した新教科「Technology」を展開した文科省研究開発学校大田区立矢口小学校・同・安方中学校・同蒲田中学校の実践について,学習到達目標を明確化した教育課程研究の視座から,実践の成果を科学的に検討した点である。第2点は,同成果のデータ分析を行い,検討した点である。特に,児童の意識調査と,新教科における児童の問題解決的な学習経験を,新教科と図画工作科との差異に着目して分析を行った。また,大田区立矢口小学校が開発した小学校段階における技術教育の単元開発や教材開発の特徴について,分析的な検討を行った。第3点は,大田区3校が開発した新教科の教育課程基準のうち,4つの内容知「材料と加工」「エネルギー変換」「情報・制御」「生物育成」のスコープの問題点と課題を明らかにし,改良した教育課程基準を提案した点である。さらに,東京都三鷹市の小・中学校一貫した技術教育課程開発の実践事例と,1999年から2002年に実施した鳥取大学附属小学校のものづくり教育の実践事例の質的検討を行った。第4点は,全国各地で実践されている特に小学校段階におけるものづくり教育の啓発活動事例のデータベース化についての基本的枠組みを提案し,調査活動を平成18年度から実施した点である。以上の成果は,平成18年度の日本産業技術教育学会全国大会(高知)のワークショップで発表を行った。さらに,平成19年2月16日に開催された研究開発学校研究公開(第3年次最終発表)の全授業をビデオ撮影した。以上の成果について,2年次研究実績の報告書として,冊子体を作成した。なお,同報告書は,以下のURLに公開する予定である。http://e-tech.life.hyogo-u.ac.jp/etc/ps-tech/report07.pdf
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Research Products
(4 results)