2007 Fiscal Year Annual Research Report
科学技術系科目の授業における教師のリソース・マネジメント能力の分析と利用-学校・教育委員会との連携に基づく教師の実践的知識の分析と遠隔研修コースの開発-
Project/Area Number |
17500581
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
益子 典文 Gifu University, 総合情報メディアセンター, 教授 (10219321)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐古 秀一 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30153969)
村瀬 康一郎 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
加藤 直樹 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)
川上 綾子 鳴門教育大学, 学校教育学部, 准教授 (50291498)
森田 裕介 早稲田大学, 人間科学部, 准教授 (20314891)
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Keywords | 教育実践 / 教師教育 / 教材開発 / リソース・マネジメント / 遠隔学習 / eラーニング |
Research Abstract |
昨年度までに開発したリソース・マネジメント能力モデルを組み込んだ能力開発プログラムの試行と,プログラムの継続的な評価を行った。昨年度までに収集した具体例から抽出された,教師が教材開発を行う際のリソース・マネジメントモデルは,時間的制約条件の解消(授業と授業を「つなぐ」活動の必要性)および,空間的制約条件の解消(理科室や教室と,外部とを「つなぐ」活動の必要性)という2つのモデルであった。 重点共同研究地域である熊本県の遠隔教員研修プログラムとして,昨年度同様,2つのコースの実施・評価を行った。いずれも教師の授業改善に関するものであり,教材開発に認知心理学の理論を応用するコース(担当・川上),素材を授業の適切な場所に配置しながら授業設計を行うコース(担当・益子)の2種類である。前者のコースは,学習した理論を自分自身の実践へ反映させる,つまり日頃自分自身が行っているリソース・マネジメント活動の意味をスキーマ理論の観点から再構成し,さらに新たな教材を開発する点に特徴があるコースであった(受講生3名)。後者のコースについては,昨年度開発した新たなリソース・マネジメントモデルを組み込んだコース内容であった(受講生4名)。いずれも希望研修であるため,教科・学校段階を問わずに募集・実践を行った。 コースはいずれも,1ケ月程度の期間で実施された。研修初日にテレビ会議システムによる理論面の解説を行い,その後1ケ月程度の聞に自分自身で教材を開発し実践を行う。この間,掲示板を利用した非同期的コミュニケーションによって教材や授業の詳細化を図る。1ケ月後の研修最終日には参加者相互の実践の反省と,講師による解説を行う。 研修後,スキーマ理論のコースにおいて,運勢ライン法によるコース評価を行ったところ,研修を進めるにつれて意欲が向上し研修後もその意欲が持続することが示された。
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Research Products
(9 results)