2005 Fiscal Year Annual Research Report
出向型実験工作教室による児童生徒の科学教育、並びに実践的指導力のある教員の養成
Project/Area Number |
17500590
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
宮永 健史 和歌山大学, 教育学部, 教授 (60031796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 亙 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50184544)
藤田 利光 和歌山大学, 教育学部, 教授 (20031809)
中村 文子 和歌山大学, 教育学部, 教務職員 (10362857)
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Keywords | 理科教育 / 科学教育 / ものづくり教育 / 教員養成 / 地域との連携 / 訪問型科学教室 / 児童生徒向け科学教室 |
Research Abstract |
1.実験工作キャラバン隊 ボランティア団体「実験工作キャラバン隊」として、地域の小学校、教育委員会、子ども会等の要請に応じて出かけていき、実験工作教室を開いた。平成17年度中の開催回数は23回、参加学生は延べ132人、教職員は延べ34人で、参加した児童生徒は754人であった。この児童生徒数には、科学まつりや大学祭等、大きな催しの中の1つの出し物として参加した場合に指導した児童生徒数を含めていないので、学生達が実際に指導した児童生徒数は更に1000人程度増加すると思われる。活動の様子はホームページに公開した。またレーザープリンタを使って実験工作の説明資料を作り参加児童生徒に配布した。 参加した児童生徒の95%が「大変おもしろかった」または「おもしろかった」と答えており、子ども達に科学に親しむ場を提供する上で大きな成果があったと思われる。参加学生達も自分たちの「子どもを指導する力」、「子ども達との接し方」が向上したと感じており、教員養成の面でも大きな成果があったと思われる。 2.サイエンス・ものづくり指導実習 実験工作キャラバン隊の活動を、正規の教員養成カリキュラムに取り入れるため、平成17年度から「教科または教職」科目の1つとして「サイエンス・ものづくり指導実習」(通年集中、2単位)を開設した。教員10人が担当した。7月に和歌山市内の公立小中学校に協力校を募集し、10月から1月の間に7校に学生達が出かけていき、各人5時間以上の理科実験やものづくりに関する授業を行った。学生達は、授業する力、子ども達と接する力、実験ものづくりの授業を企画する力等が向上したと評価している。単位取得者は理科専攻生5人、それ以外6人であった。
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