2006 Fiscal Year Annual Research Report
青少年への海洋環境教育-アマモから瀬戸内海を考がえる-
Project/Area Number |
17500613
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Research Institution | HIROSHIMA NATIONAL COLLEGE OF MARITIME TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
世登 順三 広島商船高等専門学校, 練習船広島丸, 助教授 (80249846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清田 耕司 広島商船高等専門学校, 練習船広島丸, 助手 (50216503)
水井 真治 広島商船高等専門学校, 商船学科, 教授 (50249843)
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Keywords | 体験学習 / アマモ / 練習船教育 / 小型舟艇 / 瀬戸内海 / 海洋環境教育 |
Research Abstract |
青少年が、練習船の体験航海と瀬戸内海を小型舟艇(カッター及びシーカヤック)若しくは動力船を使用して海や藻場(アマモ場)を間近に観測・観察・体感したことから海洋環境への興味を引き出すためのプログラム開発を行った。例えば、受講者相互の視点を交え感想を述べあうことによって、海への関心を高め、アマモ等の海洋観察から「何故この場所に生育しているのか」などの疑問を持たせ、参加者各自に海洋環境の問題を考えさせる手法を導入した。さらに、青少年への環境教育に役立てる教育プログラムを開発と共に、その効果を実証することも研究目標とした。 海洋体験学習実施後のアンケート・感想文を実施し、海洋への関心・興味を持ったプログラム・関心の変化を調査した結果から以下の概要が明らかになった。 1)練習船の体験航海、小型舟艇の漕艇など海洋での実体験は、海洋への関心を高める効果があった。 2)海が見せる多面性へのアプローチとして、アマモ観察と小型舟艇体験の組み合わせは、体験への動議付け効果が大きかった。 3)年齢を問わず本講座の受講によって海洋に対して前向きな関心を高めることができた。 4)特に実技を興味を持って楽しく取り組んでいる。 今後の課題としては、以下の項目が挙げられる。 1)体験学習プログラムの継続実施とその検証の実施 2)効果の検証とプログラムの改善点を探るため、講座申込時及び受講後のアンケート調査 3)体験学習プログラムの評価法の開発 4)天候不良時のサブメニューの開発 5)小、中学生に対する出前授業の実施 今後も、データの整理・解析を引き続き実施するとともに、他の研究結果や調査結果と合わせた活用により、体験学習・海洋環境教育に関する研究をさらに発展させていきたい。
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Research Products
(3 results)