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2006 Fiscal Year Annual Research Report

インターネット天文台と計算機シミュレーションの科学教育への応用

Research Project

Project/Area Number 17500614
Research InstitutionTsuyama National College of Technology

Principal Investigator

佐々井 祐二  津山工業高等専門学校, 専門学科共通科目, 教授 (40235239)

Keywordsインターネット天文台 / 計算機シミュレーション / 科学教育 / ソケット通信 / シリアル制御 / 格子ゲージ理論
Research Abstract

本研究では、大島インターネット天文台を用いて、大島商船高専学生の物理系科目に対する実験授業の実施、近郊小学校児童に対する公開講座の実施による科学教育を行っていた。研究代表者の転任により、天文台の維持・管理が難しくなっている。しかし、21世紀の理科学習ツールとしてのインターネット天文台計画を津山から発信できるよう最善を尽くす。本研究のもう1つの柱である計算機シミュレーションの科学教育へ応用については、幾つか実験授業を行っている。具体的には以下の通りである。
1 「インターネット天文台」計画第2ステージ
「大島インターネット天文台」は4m×2mスライドルーフ内に口径35cmシュミットカセグレン式望遠鏡を装備し、ネットワーク上のブラウザから操作できるものである。津山からもインターネット天文台計画を進める必要があるが、予算の関係もあり、「超小型インターネット天文台」の構築作業を行っている。ドーム開閉を伴わないシンプルな構造とするため、球面収差を考慮した1辺80cmの透明アクリル四角錐を載せたアルミケースの中に、口径12.5cmマクストフカセグレン式望遠鏡、小型ファンレスPC (Linux)などを装備している。Perlで書かれたプログラムから送信された制御信号をシリアルケーブルで望遠鏡に送り、望遠鏡のCCDカメラからの映像をビデオケーブルでPCに送る方式としている。Perl制御プログラムチューニング、アルミケース屋上設置、最終調整と実際の利用まで、引き続き作業と教育的利用を行う。
2 計算機シミュレーションによる物理現象視覚化コンテンツの作成
Flashで作成した視覚化コンテンツe-Physicsについて、大島商船高専と呉高専で行った実験授業をまとめた。また、津山高専でもその内容を紹介した。宇宙初期や中性子星内部で実現される超高密度状態について計算機シミュレーションを行っている。今後も、教育的に適切な内容について可視化コンテンツ作成を続ける。

  • Research Products

    (4 results)

All 2007 2006

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 有限密度格子QCDにおけるフェルミオン行列の様相2007

    • Author(s)
      佐々井祐二, 中村純, 高石哲弥
    • Journal Title

      津山工業高等専門学校紀要 第48号

      Pages: 79-84

  • [Journal Article] 有限科学ポテンシャルにおけるQCDフェルミオン行列の固有値2007

    • Author(s)
      佐々井祐二, 中村純, 高石哲弥
    • Journal Title

      日本物理学会2007年春季大会講演概要集 第62巻第1号第1分冊

      Pages: 14

  • [Journal Article] Action Script を利用した教材開発2006

    • Author(s)
      稲垣知宏, 長登康, 隅谷孝洋, 中村純, 佐々井祐二, 深澤謙次
    • Journal Title

      情報教育研究集会講演論文集 平成18年度版

      Pages: 728-731

  • [Journal Article] シミュレーション物理教材「ePhysics」を用いた実験授業2006

    • Author(s)
      佐々井祐二, 稲垣知宏, 中村純, 林雅子星長登康, 隅谷孝洋, 深澤謙次
    • Journal Title

      情報教育研究集会講演論文集 平成18年度版

      Pages: 732-735

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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