2005 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット環境における最適日本語自学自習コンテンツとその学習環境の開発
Project/Area Number |
17500624
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
林 俊成 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70287994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 洋 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30282776)
藤村 知子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 助教授 (20229040)
鈴木 美加 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 助教授 (90226556)
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Keywords | 日本語教材 / IT教材 / e-learning / LMS / 漢字学習 |
Research Abstract |
今年度は,日本語教材の開発に関して、まず、日本語初級学習者の平仮名・カタカナを学習するため動画作成およびストローク単位の編集を行い、自習用の教材を作成した。本教材は、CD-ROMだけでも動作するように作成し、東南アジアを中心に日本語学習者に利用する予定である。また、非漢字系の学習者に対して、漢字学習用の教材を作成した。非漢字圏の留学生にとって、日本社会で生活際、情報量の多い漢字を認知できればコミュニケーション能力が格段に高くなる。本教材は、漢字の偏や旁と別に構成単位となる字形源と複合字形源の概念を用いて、漢字を組み立てる方法で学習方法を開発した。テスト利用の段階では、非常によい結果を得られたが、18年度中に実際に本学の留学生日本語教育センターで評価を行う予定である。今後、非漢字圏の教育機関の研究者と連携をとり、公開利用を行いたいと考えている。 日本語初級の会話教材に関して、今まで作成したデータの整理を行い、データベース化を行った。これから、実際のWeb教材を作成し、上記の漢字教材を合わせて、Web上に提供したいと考えている。 本プロジェクトのもう一つのテーマであるe-Learningシステムの開発に関して、17年度では、汎用のe-Learningシステムを開発し、その上にシステムログ記録方法を確立した。今後上記の平仮名・カタカナ、漢字学習教材を実際にシステム上に登録し、教材およびシステム両方の評価を行いたいと考えている。
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Research Products
(5 results)