2006 Fiscal Year Annual Research Report
小学校英語教育のための教員研修用e-ラーニングシステムとDVD教材の開発と評価
Project/Area Number |
17500639
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
田中 博之 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (20207137)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 文子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90189407)
吉野 秀幸 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (30311773)
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Keywords | 小学校英語教育 / 教員研修 / e-ラーニング / DVD教材 |
Research Abstract |
本年度は、以下の4点から研究を行い、実績を上げることができた。 (理論研究)海外の小学校英語教育の諸理論を文献研究により明らかにして、e-ラーニングシステムの内部に構成する教員研修カリキュラムの開発とDVD教材開発に生かす資料を収集・整理した。 (e-ラーニングシステムとDVD教材の開発と評価)小学校英語教育の先進校である研究協力校に依頼して授業のデジタルビデオ記録のライブラリー化を一層推進した。研究協力校は、大阪府河内長野市立天野小学校と神戸市立桂木小学校である。デジタル化した授業記録を用いて試作版のe-ラーニングシステムとDVD教材を作成して、公立小学校内での校内研修及び教員の家庭学習において継続的に活用してもらい、教材に対する評価意見を教師アンケート調査により収集して、教材のさらなる改善に役立てた。教員研修実施校は、本学附属平野小学校と大阪府松原市立布忍小学校、同市立河合小学校であった。 (カリキュラム開発と評価)一方、理論研究によって次年度以降のカリキュラムの本格実施に向けてのカリキュラムモデルの改善を行った。さらに、ピーター・ファーガソン教諭(私立灘中・高等学校講師)に、本研究で開発するカリキュラムと教材のネイティブチェックを受けると共に、e-ラーニングシステムとDVD教材のメイン講師として登場してもらった。さらに、その教材を、岸和田市立常磐小学校の5年生で実際に使用し、児童と教師による教材評価の結果を受けて、教材のさらなる改善を行った。 (海外調査研究)さらに、海外の小学校英語教育の資料収集を、イギリスとフィンランドの小学校で行った。資料としては、文献やカリキュラムプランだけでなく、実際の授業場面をビデオ記録することにより、本研究で開発するe-ラーニングシステムで提供する海外の授業方法の紹介ビデオを作成した。
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