2006 Fiscal Year Annual Research Report
新世代マルチメディア技術の教育システムへの応用に関する研究
Project/Area Number |
17500650
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
中村 直人 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (20201676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三井田 惇郎 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (10083859)
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Keywords | 教材開発 / マルチメディア / シミュレーション / アニメーション / 学習システム |
Research Abstract |
本研究では,現在実用段階になった3D画像処理技術やVRなど新世代マルチメディア技術を教育で手軽に活用するための支援システムの開発と,そのような技術を用いた教材の活用方法を実践・評価することを目的としている.今年度は,昨年度の研究を継承し,以下の成果が得られた. 1.e-learning教材としてのマルチメディア教材の開発支援環境構築 キャラクタアニメーションについては,これまでのQED社のソフトウェアではなく,独自のアニメーション構築システムを設計しプロトタイプを構築した.また,中村はネットワーク教育のためのリモートのラボ環境,三井田はCG教育教材のためのリモートのレンダリングサーバというようにリモートの教育リソースを使用するようなマルチメディア教材の開発を行った. 2.裸眼立体視・VRの教材の開発支援環境構築 それぞれいくつかの作成支援のツールを作成した.とくに今年度は,VR技術として触覚デバイスを用いた教育システムの構築を目的に,心理物理学の観点からマルチモーダル環境におけるメディア間の遅延について実験を行い,基礎的なデータの収集を行い,学会にて発表を行った. 3.マルチメディア応用システムの実践と評価 昨年度構築したMixed Realityを用いた教育支援システムについいては,数学の空間図形の学習を実践し,その結果を国際会議で発表した.また,3DCGを用いた音響科学の教材については,SCORM教材としLMSに実装して自習教材とした.その結果を国際会議にて報告した.さらにリモートの教材リソース活用型のマルチメディア教材も実際の学習の場で使用し,その成果は日本e-learning大賞総務大臣賞を受けた.
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Research Products
(6 results)