Research Abstract |
研究2年度は,先行研究の調査に注力した。 昨年度,赤外線と超音波を用いた2次元位置検出システムをうまく実用化した例として,Virtual Inkのmimioに注目し,この開発担当者と意見交換を行なったり,教育応用例としてConnecticut州のintermediate schoolやmiddle schoolにおけるmimioを活用した実際の授業を見学したりしたが,自分の大学における一般講義においても,mimioや,類似製品のLuidiaのeBeamを使用し,これらの教育機器の効果や完成度,また,そこから導出される新しい教育方法について摸索した。 また,情報教育先進国における教育施策や実態調査のため,韓国の教育部が管轄する政府機関である韓国教育学術情報院(KERIS)を6月に訪問し,充分な意見交換や議論を行なった。 この他,国内各地で行われた学会や研究会に出席して,RFIDをはじめとする位置情報システムの教育活用事例や,その可能性を探る研究の調査を行うとともに,それらの研究者と活発な議論を行なった。具体的には,8月に教育システム情報学会全国大会,情報処理学会情報教育シンポジウム,9月に教育システム情報学会若手研究者フォーラム,情報科学技術フォーラム,情報教育対応教員研修全国セミナー,10月に情報処理学会コンピュータと教育研究会,高校教科「情報」シンポジウム,11月に日本教育工学会全国大会,教育システム情報学会関西支部初中等教育研究会,OSS導入に際しての研究会,情報教育研究集会,12月に情報処理学会コンピュータと教育研究会,2月に情報処理学会コンピュータと教育研究会に出席した。
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