2007 Fiscal Year Annual Research Report
ロボット開発ツールを用いたフィードバック体験型プログラミング教材の開発
Project/Area Number |
17500677
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Research Institution | Sasebo National College of Technology |
Principal Investigator |
吉田 克雅 Sasebo National College of Technology, 電気電子工学科, 准教授 (20141955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三橋 和彦 佐世保工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (60311114)
高比良 秀彰 佐世保工業高等専門学校, 電気電子工学科, 講師 (80249896)
茂木 貴之 佐世保工業高等専門学校, 学生課, 技術職員 (00399263)
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Keywords | プログミラミング教育 / ビジュアルプログラミング / 体験型学習 / ロボット制御 / ブロック |
Research Abstract |
従来のコンピュータ操作主体の標準的プログラミング教育法は、学習意欲や定着度を高く維持することが困難であることがしばしば指摘されてきた。そこで本研究では(1)ロボットを組み立て(2)制御プログラムを作成し(3)動作試験させる一連の「実体験」を重視したプログラミング教育法を提案し、平成17年度より教材の作成と改善を図ってきた。最終年の平成19年度は、前年度までにPDCAサイクルを利用して改善した体験型ビジュアルプロクラミング教材を基礎として、C言語を用いたプログラミング教育へ接続する教材を開発した。接続性を重視するため言語以外は課題を共通化し、アイコン操作主体のプログラミングから文字ベースのコーディングへ円滑にスパイラルアップできるよう配慮した。また処理系や操作法がPC環境に依存しないようWindowsとMacOSXいずれの環境においても利用可能な教材を整備した。さらに全般的な運用方法やマルチメディア学習支援教材に関する知見を体系的に整理し、他の教育機関で活用できるよう電子ファイル群としてまとめた。その結果、小学生高学年から高専低学年までの児童や学生がロボット制作を楽しみながら自然にC言語学習へ進むことが可能な学習コースを構成することに成功した。さらに本教材は環境探査を主題としてコンピュータ計測の基礎を学習する教材としても有効であることが分かった。本研究を通して得られた成果は国際的な教育研究集会や専門雑誌において学術論文として発表した。
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Research Products
(4 results)