2007 Fiscal Year Annual Research Report
1970〜1980年代におけるマイクロプロセッサー開発とパソコン技術の歴史的展開
Project/Area Number |
17500687
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
佐野 正博 Meiji University, 経営学部, 教授 (70206001)
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Keywords | 技術戦略論 / イノベーション論 / マイクロプロセッサー技術史 / パソコン技術史 |
Research Abstract |
イノベーションに関する経営学者たちの最近の理論的研究-例えば,James M.Utterbackのドミナント・デザイン論,Clayton M.ChristensenのValue Network論,Giovanni Dosiの技術パラダイム論などーにおいて様々な技術の歴史的発達プロセスが事例研究として取り上げられていることに示されているように,最近の技術経営論(Management of Technology)においては,イノベーションの歴史的構造の解明が一つの焦点となっている。 本研究の目的は,そうした現代的課題に応え,マイクロプロセッサー(CPU)の開発とパーソナル・コンピュータ技術の歴史的発展が相互に関連しあいながらどのように歴史的に発展してきたのかというプロセスを技術史的視点および技術論的視点から実証的に分析することを通じて,イノベーション(技術革新)の歴史的構造を解明することにある。 そうした視点から平成19年度においては,インテルやモトローラにおけるマイクロプロセッサーの技術開発に対応して,パソコンメーカーやソフト開発企業が製品展開においてどのような対応を取ったのかを中心に研究をおこなった。具体的には8ビットマイクロプロセッサーから16ビットマイクロプロセッサーへのマイクロプロセッサーにおけるイノベーションへの対応や,16ビットマイクロプロセッサーから32ビットマイクロプロセッサーへのマイクロプロセッサーにおけるイノベーションへの対応に際して,各パソコンメーカーやソフト開発企業がどのような対応を取ったのかに関して,技術史=技術論的視点から実証的に分析した。
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Research Products
(2 results)