2005 Fiscal Year Annual Research Report
オゾンホール発生時の南極における紫外線カット素材の人工皮膚への防御効果
Project/Area Number |
17510068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
高橋 哲也 島根大学, 教育学部, 教授 (90325035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 啓史 国立極地研究所, 生物系, 教授 (70099935)
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Keywords | 紫外線 / オゾンホール / 南極 / 人工皮膚 / UVカット / コラーゲン / 紫外線散乱剤 / 紫外線吸収剤 |
Research Abstract |
本研究では危険は紫外線から人体を守るべく、各種の紫外線カット素材を作製した。また、皮膚細胞を想定して架橋密度の異なるコラーゲン人工皮膚も作製した。白内障の影響も調べるため、牛眼も100眼(50頭分)手配した。本年度は、南極にそれらのサンプルを持ち込み、オゾンホール発生時と発生していない時期にUVカット素材と人工皮膚を貼合わせて曝露している。一部のサンプルはすでに日本に持ち帰っており、それらのサンプルとUV照射装置を用いてUV曝露させたサンプルについて分析を行なった。そして、紫外線の皮膚や眼球へのUVに対するダメージを調べている。また、UVカット素材やサンスクリーン剤(化粧品)の防御効果も調べた。なお、以下に実験を行なった項目について、具体的に示す。 1)UVカット素材に添加する紫外線散乱剤や紫外線吸収剤の種類、添加量、粒径、化学的安定性などと、UVカット効果を系統的に解明した。 2)UVカット素材のベースポリマーの種類(ポリエステル、ナイロン6、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル)と人工皮膚へのUVカット効果の関係を解明した。 3)コラーゲン架橋密度(各年齢層を想定)、メラニン色素量を変化させた人工皮膚を南極で曝露し、UV曝露の影響を皮膚への浸透深さの観点も含めた解明した。そして、人工皮膚を用いたUVカット評価法を摸索している。 4)各種のサンスクリーン剤(紫外線散乱剤、紫外線吸収剤)を人工皮膚に塗布し、UV照射を実施した。そして、人工皮膚へのダメージ分析を実施した。 今後、それらの結果を用いて、オゾンホール発生時の紫外線の影響を体系的にまとめる予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] A study of ultra-violet exposure using the collagen artificial skin in Antarctica2005
Author(s)
Takahashi, T., Ohtani, S., Kanda, H., Imura, S., Kudoh, S., Irie, S., Hattori, S., Tanaka, K.
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Journal Title
Abstracts of XXVIII Symposium on Polar Biology XXVIII Symposium
Pages: 78