2007 Fiscal Year Annual Research Report
トラブルの未然防止への情報獲得とその共有・活用に関する研究
Project/Area Number |
17510118
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
鈴木 和幸 The University of Electro-Communications, 電気通信大学・電気通信学部, 教授 (00130071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 健次 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60197415)
山本 渉 電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (30303027)
金 路 電気通信大学, 電気通信学部, 助教 (00436734)
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Keywords | 信頼性 / 未然防止 / 安全性 / フールプルーフ / 状態監視保全 |
Research Abstract |
トラブル未然防止への7ステップとそのシステム ステップ1 未然防止への動機付き ステップ2 リスクの事前抽出 ステップ3 リスクの事前評価 ステップ4 リスク評価後のアクション ステップ5 万一への事前対策の策定 ステップ6 未然防止の仕組みの改善 ステップ7 安全文化の確立 を提唱し、特にステップ2およびステップ4における情報獲得とその共有・活用に重点を置き、以下の検討を行った。 ・原子力プラントにおけるヒュマンエラーのインシデント解析に基づき、リスク事前抽出への管理要因ならびに組織要因の検討を行った。この結果として、49項目の管理要因着眼点を得た。 ・漏れのない故障モードの抽出を目的に、材料・部品・ユニット・システムに区分・層別したもとでの故障モードの抽出法の検討を行った。これにより、材料の物理的・化学的変化による故障モードが部品の故障モードの原因となるなど、データベース化すべき故障モードは限定されることが明らかになった。 ・人間行動のパターンをSRKモデルにより記述し、これに知覚-認知-判断-行動の4ステップの情報処理モデルを併合し、人間のエラーのメカニズムの解析を試みた。また、これに基づくエラープルーフを検討した。
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Research Products
(8 results)