2007 Fiscal Year Annual Research Report
グラフ上の探索問題に対する最適な意思決定方策の数理的探求
Project/Area Number |
17510131
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
菊田 健作 University of Hyogo, 経営学部, 教授 (30126487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木庭 淳 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (90177882)
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Keywords | システム工学 / ネットワーク / 数理工学 / モデル化 / ゲーム理論 |
Research Abstract |
グラフ上の探索問題に対して最適探索の解明のための数理的、基礎的考察を行った。 1.ランデブー探索:研究協力者W.Ruckle氏との共同研究による、星型グラフ上のランデブー探索問題に関する研究成果が論文として国際誌に掲載された。ここでは、探索者は過去に訪問したノードを記憶していない、と仮定している。本論文において使われた解法を基にして、過去に訪問したノードを記憶している場合の解法を研究することが課題として残されている。 2.Accumulation Game:研究協力者W.Ruckle氏との共同研究による、linear graph上のAccumulation Gameに関する研究成果が論文として国際誌に掲載された。探索者が得る情報量についての仮定が異なるモデルの研究が1つの課題である。さらに、星型グラフのように簡単なグラフ上のAccumulation Gameに関する研究も今後の課題である。 3.Infiltration Gameに関連した探索ゲーム:Accumulation Gameに関連があるゲームの研究を開始し、ゲームの値の上限・下限に関して得られた知見を、国際会議や国内の研究集会で報告した。 4.切り替え費用を要するグラフ上の探索ゲーム:切り替え費用や調査費用が高々2つの値しか取り得ない場合の最適解の解析的探究について研究を開始し、部分的な成果を国内の研究会で発表した。調査費用等が確率的に変動する場合の研究が今後の課題である。
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Research Products
(8 results)