2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17510219
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
川橋 範子 名古屋工業大学, 工学研究科, 助教授 (10303687)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒木 雅子 京都学園大学, 人間文化学部, 教授 (20319437)
小松 加代子 湘南国際女子短期大学, 国際ビジネス総合学科, 助教授 (90211911)
熊本 英人 駒沢大学, 仏教学部, 助教授 (20327745)
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Keywords | フェミニズム研究 / 宗教学 / 文化人類学 / 社会学 / 仏教学 |
Research Abstract |
18年度は、「宗教と社会」学会において「『ジェンダーで学ぶ宗教学』の可能性」のテーマセッションを企画し、6月の第14回学術大会で実施した。本科研研究者のうち川橋(司会者)小松(コメンテーター)黒木(発表者)が加わった。なお、このテーマセッションと関連して、19年4月以降に世界思想社から、『ジェンダーで学ぶ宗教学』が出版予定である。 5月にはスイスのチューリッヒ大学でConstructing Gender in Religious Symbol Systems : Approaches within the Study of Religionのシンポジウムが開催され、川橋、小松、黒木が参加し、女性宗教研究者のネットワークを広げることができた。 9月には川橋がイギリスのランカスター大学で、Gender & Spiritual Praxis in Asian Contextsのシンポジウムで発表した。 また、熊本が9月の日本宗教学会第65回学術大会において「近代曹洞宗における仏教婦人」の発表を行った。 18年度の研究会では、4月に南山大学宗教文化研究所の大谷栄一氏に「日蓮主義の女性観」の話をしていただき、12月に次回「宗教と社会」学会のテーマセッションうちあわせ(以下参照)と今年度の総括を行った。 また、IAHR(国際宗教学宗教史会議)のなかで、女性研究者のウェブが立ち上がり、川橋が運営委員として加わった。これと関連して、2007年5月にタイで行われるIAHR学術会議の「各国の女性宗教学者の現状」のパネルで、川橋が日本の現状を発表する予定である。 2007年6月、「宗教と社会」学会第15回学術大会のテーマセッションにおいて川橋と熊本が「仏教ルネッサンスの向こう側-ラディカルな現代仏教批判」を企画している。このため19年4月21日に、研究会および打ち合わせを行う予定である。 (799文字)
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Research Products
(7 results)