2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17520033
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
薄井 俊二 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90185009)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 修一 埼玉大学, 教育学部, 教授 (70302502)
田村 均 埼玉大学, 教育学部, 教授 (40201628)
小林 聡 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40234819)
飯泉 健司 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70277747)
|
Keywords | 地理書 / 漢書地理志 / 風土記 / 国文学 / 中国哲学 |
Research Abstract |
本研究は、中世期に日中両国で盛んに行われた地理書編纂の諸相を比較検討し、日本と中国とにおける地理的な世界把握の様相と、その交流の有様について、明らかにしようとするものである。 このため、今年度は、下記の1〜3の内容で研究を進めた。 1.日中地理書の研究状況の把握 これまで日本と中国とで行われてきた地理書に関する研究状況の把握を、研究参加者それぞれの専門分野から、進めている。 2.日中地理書の残存資料の蒐集・整理 日本と中国との各地に残存している、地理書関連資料の蒐集と整理を行った。 (1)中国出張:薄井が12月に浙江省の天台山へ、薄井と飯泉が3月に江西省の盧山に出張し、現地の状況を調査するとともに、現地でしか入手できない書籍や地図を入手した。 (2)国内出張:薄井が7月に新潟県立文書館へ、8月に山梨県立図書館へ、2月に京都大学へそれぞれ出張し、当該施設所蔵資料の調査と蒐集を行った。 (3)資料の整理:蒐集した資料を、パソコンで整理している。 3.日中地理書の比較思想史的検討 研究参加者のそれぞれの専門分野から、対象となる文献資料の検討を進めている。 *以上の研究状況を、研究参加者相互の意見交換を通じて共有化している。 *研究成果の一部を、「11.研究発表」の内容で公開した。
|
Research Products
(6 results)