2006 Fiscal Year Annual Research Report
日韓独仏4言語による発話の対照音声分析に基づく無音ポーズの基礎研究
Project/Area Number |
17520252
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
林 明子 中央大学, 文学部, 教授 (60242228)
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Keywords | 音声学 / 言語学 / 無音ポーズ / 対照研究 / 談話分析 / 日本:韓国:ドイツ:フランス / 国際研究者交流 / 多言語分析 |
Research Abstract |
本研究では、日本語・韓国語・ドイツ語・フランス語の4言語による音声資料(「依頼」と「断り」の場面における会話)のインタラクションの中で観察される無音ポーズに注目した。平成18年度は、前年度に採集したフランス語会話の音声データを統計処理し、すでに測定・分析を終えていた日本語・韓国語・ドイツ語と合わせ、4言語の対照を通してポーズとそれに関連した音声特徴について総合的に考察した。そして言語間でどのような違いが表出するか、有為な要因についての知見を口頭成果の発表の形で示した(第13回ドイツ語圏日本学者会議言語学セクション、2006年10月、ドイツ、ボン大学)。具体的には、たとえば、ポーズの持続時間長については、言語と性別に有意な差が認められたこと、発話持続時間長では、役割も有意な要因として作用していたことがあげられる。その後、口頭発表のディスカッションで得た意見なども取り入れ、論文:Kontrastive Gesprachsanalyse aufgrund der phonetischen Untersuchung des "Schweigens"を執筆した。当該論文は、Gunther Distelrath(Hg.)Referate des 13. Deutschsprachigen Japanologentages, Band I : Kultur- unt Sprachwissenshaft. Reiche : JapanArchiv.Bier'sche Verlagsanstalt : Bonnに掲載される予定である。また、年度末に研究の総括として報告書を作成した。
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Research Products
(1 results)