2005 Fiscal Year Annual Research Report
英語母音産出における音響的特徴と調音運動機序の習得に関する研究
Project/Area Number |
17520263
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
立石 志乃扶 (水口 志乃扶) 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (00157489)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立石 浩一 神戸女学院大学, 文学部, 教授 (70291789)
林 良子 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (20347785)
山田 玲子 国際電気通信基礎技術研究所, 人間情報科学研究科, 音声研究所室長 (30395090)
足立 隆弘 国際電気通信基礎技術研究所, 人間情報科学研究科, 技術研究員 (50374111)
吐師 道子 北海道医療大学, 心理科学部, 助教授 (40347779)
|
Keywords | 母音産出 / 調音運動 / CALL / 聴音 / マイクロビーム |
Research Abstract |
今年度は、研究を3方向から行った。 1つは、母音の調音運動をX線マイクロビームのデータから解析する研究(林、吐師担当)で、着々と解析が進んでいる。母音の調音運動自体がまだほとんど解析されていない状況で、新たな知見を提示することが大いに期待される。 2つ目は、既存の自習学習(CALL)のソフトウエアの問題点、改良点を洗い出す作業(水口、立石担当)である。現在問題点の洗い出しは完了し、実際に学習しやすいソフトのデザインとコンテンツを作成する作業に入っている。 3つ目は、CALL教材作成のためのエンジンの研究(山田、足立担当)である。コンピュータを使っての自習学習の既存のエンジンに加え、聴音学習だけではなく、産出された音声の録音ならびに解析もできるエンジンも開発中であり、またソフトも試作品ができている。今後はこれらをどれだけ充実したものにするかに重点が移る。 今年度は、これら3つの方向の研究がそれぞれ動き始め、また単に独立した研究ではなく、相互刺激となり始めている。特にソフトのコンテンツならびにデザインの研究と、ハードウエアとソフト作成がかみ合い始めたので、来年度は試作品のモニターテストに移れるのではないかと期待している。
|
Research Products
(1 results)