• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

日本手話における音素配列論および音節の適格性条件に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17520283
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

原 大介  Aichi Medical University, 看護学部, 教授 (00329822)

Keywords日本手話 / 適格性 / 音節(語) / 音素配列
Research Abstract

平成19年度は、前年に実施したアンケート(日本手話を母語とする者7名の協力を得て、約2000個の日本手話音節(語)の適格性に関して実施したアンケート)の(1)集計作業・分析作業、(2)音節(語)の適格性決定作業、(3)適格性条件の検討を行った。(1)および(2)については、アンケートに回答してもらった日本手話母語話者7名のうち5名以上が5段階中最下位の「1」の判定をした153語を非適格語として抽出した(非適格語群と呼ぶ)。非適格語群の語と比較対照するため、アンケート協力者7名中過半数の者が4または5を付けた37語を適格な語として抽出した。(3)において、適格な語と非適格な語では、利き手手型の種類に違いが見られた。適格な語では、薬指(7系列)または中指(8系列)またはその両方(78系列)が選択指となる手型は、37個中2個(5.4%)だけであるのに対して、非適格な語では、153語中104個(68%)にのぼり、原則としてタイプIIIの語においては、薬指のみ,中指のみ、またはその両方のみが選択指となる手型が利き手に現れることを禁止する制約があることが示された。適格語群と非適格語群では、「左右の手型の情報量の合計」および「左右の手型の情報量合計が語全体の情報量に占める割合」にも顕著な差が見られた。適格語群では、手型の情報量合計は加算平均で約10ビット以内であるのに対して、非適格語群では約15ビット、左右手型の情報量合計が語全体の情報量に占める割合は、適格語群で約78%であるのに対して、非適格語群では,約86%であった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 2007

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 左右の手型が異なる日本手話単語(タイプIII)に現れる手型について2008

    • Author(s)
      原大介・神田和幸・木村勉
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 Vol.107No.555

      Pages: 109-114

  • [Presentation] 音韻配列論再考-日本手話タイプIIIについて-2007

    • Author(s)
      原大介・神田和幸・木村勉
    • Organizer
      日本手話学会第33回研究退会
    • Place of Presentation
      日本社会事業大学
    • Year and Date
      2007-09-16

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi