2005 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教育のための合成語のデータベース構築とその分析
Project/Area Number |
17520352
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
山下 喜代 青山学院大学, 文学部, 助教授 (30257240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋元 美晴 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (20212441)
小宮 千鶴子 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (40225579)
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Keywords | 日本語教育 / 語彙学習 / 接辞 / 合成語 / データベース |
Research Abstract |
本年度の目標は、『国語辞典』『分類語彙表』『日本語能力試験出題基準語彙表』に収録されている接辞や造語成分を調べ、データベースを作成することであったが、以下の作業を行い、基礎となる接辞データベースの作成は終了した。 1.『国語辞典』に収録されている接辞・造語成分の調査 収録語数7万から9万の一般的な小型国語辞典7種を資料として、見出し語として立項されている「接辞」及び「造語成分」を調べ、語釈、語例も含めて情報をすべて抽出し、一覧表を作成した。各国語辞典ごとに作成した一覧表をコンピューターで併合して、ひとつの表にまとめ、国語辞典に収録されている接辞のデータベースを作成した。 2.『分類語彙表』に収録されている接辞・造語成分の調査 『分類語彙表増補改訂版』の索引ファイルを基にして、接辞・造語成分として収録されているものを抽出した。 3.『日本語能力試験出題基準』に収録されている接辞の調査 語彙表ファイルから接辞を抽出した。 2と3の作業によって抽出した接辞を1の7種国語辞典のデータベースに読み込んで統一したデータベースを作成した。その結果、全データは16002となった。それを基に見出し語を統一した異なり語のデータベースを別に作成した。データ数は6384である。データベースの情報項目は「語形・表記・接続・語種・各資料出現状況・資料出現頻度・語例・語釈」である。この内、出現頻度と語釈については、まだ情報付けが残されている。 今後はデータの修正作業が必要である。それによってデータ数が変わる可能性がある。データベースに基づく分析はまだ行っていない。18年度に行う予定である。
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Research Products
(2 results)