2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教育のための合成語のデータベース構築とその分析
Project/Area Number |
17520352
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
山下 喜代 青山学院大学, 文学部, 助教授 (30257240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋元 美晴 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (20212441)
小宮 千鶴子 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (40225579)
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Keywords | 日本語教育 / 語彙学習 / 接辞 / 造語成分 / 合成語 / データベース |
Research Abstract |
18年度の計画は、作成した『造語成分データベース』(『接辞データベース』の呼称をこのように変更した)の修正と、それを基にした合成語データベースを作成すること、また新聞とWEBにおける合成語の使用頻度を調査することであった。計画に基づき以下の作業を行った。 (1)『造語成分データベース』の修正作業をアルバイターに依頼し、確認と修正作業を山下が行った。 (2)『造語成分データベース』の作成方法と概要について、山下が2006年10月21-22日に開催された以下の国際シンポジウムで報告した。(2006北京大学日本学研究国際シンポジウム「現代日本語接辞データベースの作成と分析」) (3)『造語成分データベース』の造語成分を含む合成語の調査を『分類語彙表』を資料として行った。合成語の抽出作業は申請した研究費を使用して言語調査会社に依頼した。 (4)(3)で抽出した合成語を『日本語能力試験出題基準語彙表』の電子データと照合して、以下の4種に分類した。 A)造語成分も結合語基も出題基準に含まれるもの。B)造語成分は基準内で、語基は基準外のもの。 C)造語成分は基準外で、語基は基準内のもの。D)造語成分も語基も基準外のもの。 『分類語彙表』と『出題基準語彙表』の照合作業は研究費を使用して言語調査会社に依頼した。 (5)『分類語彙表』『出題基準語彙表』の調査で抽出された合成語について、新聞を対象とした頻度調査を行った。新聞の電子データは申請した研究費で購入し、調査は言語調査会社に依頼した。 (6)A〜Cに分類された合成語について、山下が確認修正作業を行った。Dに分類された合成語についてはデータベースには含めないことにした。 (7)以上の調査によって得られた情報を基にして『合成語データベース』を作成した。データベースの情報付与作業はまだ終了していない。19年度に品詞、語種等の情報付けをする予定である。また、予定していたWEBにおける頻度調査も19年度に行うこととなった。
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Research Products
(1 results)