2005 Fiscal Year Annual Research Report
理工学系学生に英語プレゼンテーションを支援する英語テキストの研究開発
Project/Area Number |
17520362
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
PUSHPALAL Dinil 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (10361148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 元信 宮城工業高等専門学校, 総合科学系文科, 教授 (80259796)
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Keywords | ESP / 教材開発 / プレゼンテーション |
Research Abstract |
大学理工学系学生に特化し、理工学系の学生に求められる英語力を習得するのに適したESP教材開発のあり方を研究し、それに基づいて理工学的プレゼンテーションを英語で可能にするテキストの開発を行う目的で、本年度は以下の調査研究を行った。 1.理工学系学生に必要な英語力を把握するために、日本技術者教育認定機構(JABEE)が求める英語力、企業が求める英語力、研究をプレゼンテーションするのに必要となる英語を調査した。JABEEや企業はTOEICで学生の英語力を評価する傾向がある一方で、現段階では分析途中であるが、TOEICの点数と学生のプレゼンテーション力には相関関係がないと思われる。この点については引き続き調査研究を続けていきたい。 2.研究目的に沿って、研究代表者と分担者は、学生に英語でプレゼンテーションさせる授業を共同で行った。授業は学生が自分の専門とする研究テーマをパワーポイントを使用しながら英語でプレゼンテーションするものである。全学生のパワーポイント資料のレジュメ集を作成し、プレゼンテーションはDVDに録画しながら、理工学系の学生に必要な英語力、プレゼンテーションに必要な英語表現を調査した。この授業形態は引き続いて来年度も実施する。 3.理工学系学生に必要となる工学・科学系英語のミニマム・エセンスを抽出するために、国際学会等で理工学系の研究発表に頻出する基本的語句や表現を収集した。また、教材の現状や開発のあり方を調査し、既存のTOEIC教材、ESP教材の収集を行った。 4.教材開発のあり方のシステム化を検討するためと科学・理工学的語彙調査の一環として、比較的語彙を制限した科学系テキストを開発した。
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