2006 Fiscal Year Annual Research Report
英語授業における「国際英語の実践共同体」の構築:EILの教授法の具体化に向けて
Project/Area Number |
17520375
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
日野 信行 大阪大学, 大学院言語文化研究科, 助教授 (80165125)
|
Keywords | 英語教育 / 国際英語 / 実践共同体 / CALL / メディアリテラシー教育 / グローバル教育 / NIE / EIL |
Research Abstract |
国際英語(EIL)の分野において世界的に最も高い権威を有する国際学会であるIAWE(International Association for World Englishes)の年次大会(今回は日本の中京大学)において、全体講演者に準ずるFeatured Speakerとして、"Reflective Teaching in EIL"と題し、本研究の成果に基づいて、国際英語の教授法の開発方法の提案及び具体的な授業方法の提示を行った(2006年10月7日)。 わが国の英語教育学会として最も高い権威を有する大学英語教育学会(JACET)の年次大会(於関西外国語大学)における全体セッション「私の授業」の今回唯一の発表者として、「国際英語の共同体における教育的諸概念の統合的実践」と題し、本研究により開発した国際英語の授業方法を、ビデオ及び解説により発表した(2006年9月8日)。 世界で最も権威ある英語教育学会と位置づけられている米国のTESOL(Teachers of English to Speakers of Other Languages)の年次大会(2007年3月シアトルにて開催予定)でも本研究の成果を発表すべくプロポーザルを提出したが、採択率わずか21%という本学会大会史上最難関となった狭き門に阻まれ、そこでの研究発表は果たせなかった。 本年度は、研究協力者の助力を得て授業観察・インタビュー・データ分析等をさらに本格的に実施した。このうち、Pre-test/Post-testに関する最新のデータ分析によると、本研究を通じて開発した授業方法の効果、特に英語表現力の伸長を示唆する統計的に有意の結果も出るに至ったJAWEの次回大会(2007年10月、レーゲンスブルク大学、ドイツ)でこの成果を発表するためのプロポーザルも完成した。 上記の他の研究実績のうち、論文や著書については本実績報告書の該当欄に記載している。
|
Research Products
(5 results)