2007 Fiscal Year Annual Research Report
英語授業における「国際英語の実践共同体」の構築:EILの教授法の具体化に向けて
Project/Area Number |
17520375
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
日野 信行 Osaka University, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (80165125)
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Keywords | 英語教育 / 国際英語 / 実践共同体 / CALL / メディアリテラシー教育 / グローバル教育 / NIE / EIL |
Research Abstract |
国際英語の実践共同体への参加を通して国際英語(EIL)を学ぶ、というアプローチに基づく英語教授法開発をテーマとする本研究において、本年度は、研究協力者の助力を得て、これまでに収集した授業実践データの分析及びその考察を行なった。特に、授業観察・インタビュー・アンケート・事前事後テスト等により収集したデータに基づいて、本教授法の効果を検証した。その成果の一端は、研究協力者(藤原康弘・和田園子)との共著論文として、2007年10月にドイツのレーゲンスブルク大学で開催されたInternational Association for World Englishes(IAWE)年次大会において発表した。本学会は、国際英語の分野において、世界で最も権威のある学会である。 また、2007年6月の京都における日本「アジア英語」学会全国大会の中で海外から著名な研究者を招いて開かれたシンポジウムにおいて、本研究において考察した日本人のための国際英語モデルについて発表し、大きな反響を得た。 この他、本研究を通して考察した英語教授法研究のあり方、国際英語によるニュースメディアの活用、「国際英語」教育における異文化理解等について、本報告書に記載する雑誌論文・図書によって発表している。 なお、本研究で開発した国際英語の教授法を勤務校において実践した結果として、昨年度に続き、「大阪大学共通教育賞」を、2007年5月及び11月に、連続して受賞した。この教授法による公開授業も、昨年度に続き、2007年11月に行なった。
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Research Products
(7 results)