2006 Fiscal Year Annual Research Report
学習者コーパスに基づく英語ライティング能力の評価法に関する研究
Project/Area Number |
17520394
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
成田 真澄 東京国際大学, 言語コミュニケーション学部, 教授 (50383162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉浦 正利 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 教授 (80216308)
原田 康也 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)
井佐原 均 独立行政法人情報通信研究機構, 第2件部門・知識創成コミュニケーション研究センター・自然言語グループ, リーダー (20358881)
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Keywords | 学習者コーパス / ライティング能力 / 評価法 / 発達指標 |
Research Abstract |
本研究は、日本人英語学習者(大学生)の英語ライティング能力を直接的に評価する方法の研究に関わり、ライティング能力の発達指標を踏まえた上でより適切なライティング評価法を学習者コーパスに基づいて提案することを目的としている。以下、平成18年度に実施した研究内容と成果を項目別に記載する。 1.学習者コーパスの規模の拡張 平成17年度に東京国際大学言語コミュニケーション学部1年生(33名)から英文パラグラフデータを収集し、電子化してコーパス化した。しかし、コーパスとしての規模がまだ小さいため、平成18年度に同学部1年生(27名のボランティア)から新たに英文パラグラフデータを収集し、電子化した。 さらに、平成18年度後期の英文ライティング授業を履修した1年生(20人)からも英文パラグラフデータを収集し、電子化した。 2.収集した英文パラグラフデータの分析的評価の実施 1.で収集した英文パラグラフデータに対して、評価時期と評価人員の確保という2つの面で制約があったため、下記のような方法で分析的評価を実施した。英文ライティングの分析的評価基準は、定評のあるESL Composition Profileを使用した。 (1)ボランティアで作成してくれた英文パラグラフデータに対しては、2人の英語母語話者(日本の大学で英語教育に従事している教員)がそれぞれデータ全体の分析的評価を実施した。 (2)平成18年度後期の英文ライティング授業を履修した学生による英文パラグラフデータに対しては、(1)の2人の評価者が分担して分析的評価を実施した。 3.ライティング能力の発達指標の調査 ライティング研究において従来から提案されている発達指標を文献で調査するとともに、指標値を算出するためのツール開発の可能性について研究分担者と検討した。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] The Development of the CHILDES-Based Language Developmental Score for Japanese (DSSJ)2006
Author(s)
Miyata, S., Hirakawa, M., Kanagy, R., Kuriyama, Y., MacWhinney, B., Minami, M., Murakami, K., Nisisawa, H., Oshima-Takane, Y., Otomo, K., Shirahata, T., Sirai, H., Shirai, J., Shirai, Y., Sugiura, M., Terada, H.
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Journal Title
Studies in Language Sciences 第5号
Pages: 75-89
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