2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジアの地域協力による非仏語圏におけるフランス語教育振興策の研究
Project/Area Number |
17520399
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
三浦 信孝 中央大学, 文学部, 教授 (10135238)
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Keywords | フランコフォニー / 非仏語圏 / アジア地域 / フランス語教育 / 言語政策 |
Research Abstract |
平成17年度はアジア地域のフランス語教育の振興策に関する本研究の初年度にあたる。10月はじめに大阪市立大学および関西大学で開かれた日本フランス語教育学会の秋季大会に、研究協力者である台湾・インドネシア・ヴェトナムの同僚3名を招聘し、三浦が司会してパネル討論を行なった。その機会に平成18年4月末に台北で開かれるフランス語教育に関するアジア太平洋地域学会の準備会合を開いた。この関連では、国際おフランス語教育連合FIPFの理事として、パリで開かれる年2回の理事会に出席した。個人的には12月にはじめてヴェトナムを旅行し、かつてフランスの植民地だった東南アジアの国におけるフランス語の実態を調査した。 本研究課題と直接関係はないが、6月に東大本郷と日仏会館に米仏日の研究者を集め。アレクシス・ド・トクヴィル生誕200年記念国際シンポジウム「アメリカとフランス。二つのデモクラシー?」を開催した。三浦は3名の組織委員会の一員としてシンポジウムの構想と準備に関わった。 11月にはフランスのオセール市で毎年開かれる討論会に参加し、イスラム過激派の自爆テロを「カミカゼ」と呼ぶことの是非について、神風特攻隊の史実を踏まえて論ずる講演を行なった。年が明けてからは、1月と2月にパリの高等研究院EPHEの客員教授として、ライシテ(非宗教性)と政教分離の日仏比較について4回講義した。 3月にはエジプトのアレクサンドリア図書館で開かれたフランコフォニー国際年鑑AFI主催のシンポジウムで「日本の近代化における翻訳の役割」について発表した。
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Research Products
(6 results)