2005 Fiscal Year Annual Research Report
台湾の国民小学・国民中学・高級中学における英語教育の連続性に関する調査研究
Project/Area Number |
17520408
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto Junior College of Foreign Languages |
Principal Investigator |
相川 真佐夫 京都外国語短期大学, 英語科, 講師 (60290467)
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Keywords | 英語 / 英語教育 / 教育政策 / 台湾 / 小学校英語 |
Research Abstract |
本研究の目的は、台湾の国民小学・国民中学・高級中学で行われている英語教育内容(言語材料と言語活動)を、検定教科書から量的および質的データを用いて明らかにすることと、教育部(文部科学省に相当)により一貫性を目指して設定された各学校種別ごとの評価基準(『課程綱要(学習指導要領に相当)』で明記)が、どの程度現実的であり、この新しい評価基準がどのように活用され機能しているのか、現地教員へのアンケートやインタビューを通して現状と課題点を整理し、台湾の3つの学校種における英語教育の到達目標の連続性の実態を明らかにしようとすることにある。 平成17年度は、以下3点について調査を行った。 1.台湾の検定教科書のデータ分析 台湾の国民中学・高級中学で使用されている英語の検定教科書を質的に分析した。各章の内容、言語機能、言語材料、言語活動、進度などを分析し、各教科書の特徴を掌握した。また、言語材料の量的分析を行うために必要なデータベースを作成するため、各教科書の英語文章のテキスト化に着手し始めた。 2.国民小学・国民中学・高級中学の英語教員への聴き取り調査 それぞれの学校種別ごとに設定された到達目標基準について、現地の教師にインタビューすることで、活用方法の現状と課題点、学校種間で基準を用いた連携方法、生徒の到達の確認方法などを聴き取り調査した。それらの用いて教科書編纂や中学校基本学力テストの問題作成を行っているなどがわかった。 3.評価基準の活用実態をさらに把握するためのアンケート調査の準備 評価基準の活用と生徒の評価の連続性について、次年度に実態把握のためのサンプル調査をアンケート方式を用いて行う予定である。この際に参考になる資料について、台湾の有識者からの提供を受けた。
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