2007 Fiscal Year Annual Research Report
台湾の国民小学・国民中学・高級中学における英語教育の連続性に関する調査研究
Project/Area Number |
17520408
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Research Institution | Kyoto Junior College of Foreign Languages |
Principal Investigator |
相川 真佐夫 Kyoto Junior College of Foreign Languages, キャリア英語科, 准教授 (60290467)
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Keywords | 英語 / 英語教育 / 教育政策 / 台湾 / 国際研究者交流 / 台湾 |
Research Abstract |
本研究の目的は、台湾の国民小学・国民中学・高級中学で行われている英語教育内容(言語材料と言語活動)を、検定教科書から質的および質的データを用いて明らかにすることと、教育部(文部科学省に相当)により一貫性を目指して設定された各学校種別の評価基準(『課程綱要(学習指導要領に相当)』で明記)が、どの程度現実的であり、この新しい評価体制がどのように活用され機能しているのか、現地教員へのアンケートやインタビューを通して現状と課題点を整理し、台湾の3つの学校種における英語教育の到達目標の連続性の実態を明らかにしようとすることにある。 平成19年度は、平成17〜18年度に行ってきた調査を継続し、以下3点の総まとめを行った。 1.台湾の国民小学・国民中学・高級中学で使用されている検定教科書のデータ分析 台湾の国民小学・国民中学・高級中学で使用されている英語の検定教科書を分析を行った。研究方法は、各教科書をコーパス化し、語彙の量的分析を行った。とくに国民中学の教科書については、過去の国立編訳館による統一教科書との比較を行い、小学校導入後の中学校教科書との比較を試みた。言語活動(聞くこと、話すこと、読むこと、書くこと、その他)についても調査し、台湾の国民小学、国民中学、高級中学における英語教育内容の特徴と連続性を分析した。 2.平成19年度は特に国民中学・高級中学の英語教員に聴き取り調査(前年度からの補充調査)を行い、それぞれの学校種別ごとに設定された評価基準について、その目標の現実度や活用方法、課題点を整理した。また、平成20年1月に新たに出された普通高級中学の『課程綱要』を翻訳し、過去のガイドラインとの比較を試みた。 3.評価基準の活用実態をさらに把握するため、アンケート調査を行った。 評価基準の活用と生徒の評価の連続性について、アンケートにより数校の実態を調査した。
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Research Products
(3 results)