2006 Fiscal Year Annual Research Report
高度英語リーディング教材指導システムとコースウェアの開発
Project/Area Number |
17520410
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Research Institution | Tokyo National College of Technology |
Principal Investigator |
相澤 俊行 東京工業高等専門学校, 一般教科, 教授 (00369943)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関根 紳太郎 東京工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (00390419)
吉本 定伸 東京工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (00321406)
古家 貴雄 山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (30238696)
GATES John Wade 東京工業高等専門学校, 電子工学科, 外国人教師 (90446237)
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Keywords | 英語教育 / 第2言語習得 / 教授法・学習理論 |
Research Abstract |
本年は3ヵ年研究の2年目である。 1 オーセンティック教材を使った「聞きながら読み」によるリーディング指導の実践 高専1年生5クラス約200名を対象に、昨年度開発したテクスト朗読CDと語彙をカバーする副教材を用いて、後期10月から約半年間の授業を実践した。目的は2つ。第一に、高専1年生であっても、「3ラウンド制リーディングアプローチ」に基づき「聞きながら読み」をすれば、オーセンティック教材も指導可能であることを示すこと。第二は、同じ「聞きながら読み」であっても、意味の切れ目でポーズをおいたものを聞くのと、ポーズ無しのものを聞くのでは、ポーズ有りのほうがリスニングおよびリーディング理解力において有意差があることを検証すること。 2 ポーズ有りとポーズ無しの「聞きながら読み」および「繰り返し読み」の読解力への効果調査-補足調査 放課後30分、9回ポーズ有り、無しの2群比較でリーディング力向上に違いがあるか調査した。分散分析の結果有意差はなかった。本調査は平成19年度独立行政法人国立高等専門学校機構主催教育教員研究集会で発表予定。 3 半年間に渡るオーセンティック教材を使った「聞きながら読み」によるリーディング指導の効果調査 授業開始の10月と終了の2月に実施した「英検能力テストC」の平均点の間に、統計学的に有意な差があるか否かを測定するために、リスニングとリーディング各部門で、3(リーディング/リスニング上位・中位・下位)×(事前・事後テスト)の2要因分散分析を行った。本調査の結果は、平成19年度全国高等専門学校英語教育学会で発表予定。
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