2005 Fiscal Year Annual Research Report
越境するインド人社会-エスニシティと場所との相互関係-
Project/Area Number |
17520535
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
澤 宗則 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (40235453)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南埜 猛 兵庫教育大学, 大学院・学校教育研究科, 助教授 (20273815)
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Keywords | グローバル化 / 移民 / インド / 越境 |
Research Abstract |
東京と神戸におけるインド人社会の聞き取り調査 世界都市・東京では現在言語集団ごとにいくつかのインド人コミュニティが立ち上がりつつある。その設立総会に参加したカルナータカ州出身者の行事などに引き続き参加(参与観察)するとともに、IT技術者達への個人への詳細なライフヒストリーの聞き取り(メンタルマップ作成を含む)を行った。また、家族単位で居住するケースが増加するに従い、インド人学校が設立され、その情報を現地で収集した。 神戸では、従来より宗派別コミュニティが確立されている。そこでは、伝統的な宗教行事が行われ、あたかも出身地でのインド社会そのものの再現の感がある。しかしながら神戸生まれのインド人が多くなるにつれて、エスニシティの持つ意味はそのまま継承されるのではなく、常に新しい意味を再生産されながら現在意味のあるものは残り、そうでないものは消えてゆく。その創造的破壊のプロセスを歴史的に見てゆくことにより、出身地でのインド社会から定住地でのインド社会へどのように発展・変化してゆくのかを分析する。その際には、移民社会史と個人のライフヒストリー(メンタルマップ)の聞き取りを行った。 新しい定住地・東京と古くからの定住地・神戸のインド人社会を比較することにより、エスニック集団と場所との相互関係を分析した。 その成果として、「在日インド人社会の変遷-定住地神戸を事例として-」として、兵庫地理に論文発表を行った。
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Research Products
(1 results)