2006 Fiscal Year Annual Research Report
用途別財貿易の多面的分析による日本・アジア諸国およびアメリカとの貿易構造の研究
Project/Area Number |
17530181
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石田 修 九州大学, 経済学研究院, 助教授 (40184527)
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Keywords | 貿易の垂直構造 / 部品貿易 / 市場の階層化 / グローバル化 |
Research Abstract |
I.研究の到達点 1.資本財、部品を質の相違により再分類し、国ごとデータを、アジアNIES4(韓国、台湾、シンガポール、香港)、ASEAN4(タイ、マレーシア、インドネシア、フィリッピン)の地域データとして集計する。 2.さらに、用途別に集計するとともに、各国、各地域の用途別貿易収支を計算する。 3.分析指標として、競争力指数、経常収支への貢献度指数、産業内貿易指数、(貿易価格総額÷貿易物量)に基づく一方向貿易と双方貿易の形態分類指数の計算・導出をそれぞれ用途別の製品分類と国別、地域別に応じておこなう。 4.財の単価に応じた市場構造を分析し、日本の貿易財の階層性を考察した。 5.資本財の細分類や部品の細分類により、企業行動と貿易構造の関係を考察した。 6.資本財貿易と部品貿易の質による再分類により、アジア3力国(中国、韓国、台湾)の貿易構造を分析した。 II.実態調査 中国大連及び丹東にて企業や港湾の調査を行った。 III.暫定的な研究成果の公表 1.2007年1月に九州大学西新プラザにて、科研費の支出による会場を借りて研究会を開催し、グローバル・バリューチェンと貿易構造について報告を行った。 2.2007年度日本国際経済学会全国大会での研究報告の申し込みを行った(採択の可否は未定)。
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Research Products
(2 results)